9.一家ぐるみで口説かれたK子の場合
池田のお手つき女と結婚したために破格の出世をした、髪結いの亭主No.1が、U氏だ。
二人は池田の命令で結婚した仲。しかし、結婚後、U氏は妻との結婚生活がうまくいかず、
友人によく悩みを打ち明けた。K子はもともと大手出版社に勤めていた。彼女を女子部の会合で一目みた池田は
「あれを本部に入れろ。第一庶務勤務だ」と北条浩に命令。北条はさっそくK子に会い、
会社をやめて本部に入るように説得した。が、会社でも大事にされていたK子は、なかなか会社をやめるといい出さない。
そこで、北条は池田の指示によりK子の父に会った。「会館の管理人として家族ぐるみ一生、いや、孫子の代まで面倒を見る」と
奥の手を使って口説いた。結局、一家は池田の世話になることとなった。
やがて、彼女は池田のメガネに適ったU氏と結婚。U氏は若くして副会長、壮年部長とトントン拍子に出世した。
だが、こんな夫掃の関係がうまくいくわけがなかった。結婚したあと半年間はギクシャクした関係が続いた。
その頃、U氏は友人に悩みを訴えている。U氏が友人に「○○も池田先生と関係がある」と女性の名前を挙げたところ、
その数は十余人に及んだ。友人は「キミの奥さんもか」とU氏に尋ねると、U氏は苦渋に満ちた顔で否定しなかつた。
K子は結婚後、第一庶務室兼白雲寮管理人になった。白雲寮は学会本部のすぐそぱにある。池田はよくこの寮を使った。
U氏は昼間は本部にいて、夜遅く帰ってくる。【【【池田は、U氏のいない間に白雲寮にやってくるのだ。】】】U氏の悩みの一つに、
【【【自分の妻が池田の体液が付いている下着を洗濯させられることがあった。】】】U氏は、一時は真剣に離婚を考え、
友人たちに池田への恨みをぶちまけた。