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庚申 ◆yh/f8SolY. :
これからの私の書き込みは、廣野さんの『阿含宗の研究』の補足を目的としています。
桐山さんの行状は、この本とフジウスさんとヌマエビさんの書き込みでほぼ充分だと思います。
ですから、蛇足になるかもしれませんが、あくまで参考として紹介します。
あと小田慈舟大僧正からの伝授が質問されていましたが、真言密教では伝授の順番が
決まっていて、金剛胎蔵両部の法の伝授のあとに諸尊法があり、最後の方に駄都法や大元帥法など
秘法と呼ばれる部類の法を伝授します。しかし、桐山さんの経歴ではそれが逆になっています。
『北野恵宝法話集』真言宗金剛院派護法会 1993年5月発行
昭和61年5月25日の「福岡における法話」から以下は抜粋。
「例えば、桐山君というのが居りましたが、私の弟子ではなく庵主さんの弟子です。
私の弟子にはしないといったんですが、かわいそうになって庵主さんの弟子にしたんですが、
何故桐山君を破門にしたかというと、東京の道場に行ったときに「猊下、あなたくらいに偉い人が
どうして金儲けしないんですか」と言う。私はびっくりしました。「坊さんで金儲けできるのか」
「坊さんでも金儲けできるんです、猊下くらいに腕があったら」「私は金儲け下手でいいわ」と言ってやった。
それから嫌気がさして行きません。(続く)