天皇陛下って必要ですか?5

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458渡海 難 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 【Doffmatrix1320583094578211】   ◆Fe19/y1.mI
 天皇陛下は、日本の真の支配者。国家統治の権威の根源だ。天皇陛下は日本の権威の礎、日本
の権威の根幹だ。天皇陛下が無くては日本は存在しない。(皇国史観)

 日本という国は、事実上、天武天皇に始まる。西暦672〜673年、天武天皇は天智天皇の
第一皇子、大友の皇子と天皇継承位を争い、勝利する。壬申の乱という。この争いで、朝廷は天
武天皇(大海人皇子)派と弘文天皇(大友皇子)派とに分裂する。朝廷勢力と並ぶ巨大勢力は悉
く大友皇子に付く。しかし、戦闘は天武天皇派が圧勝し、朝廷と並ぶ古代以来の巨大勢力は壊滅
する。天武天皇派の勝利で日本の正義が確定した。すなわち、天武天皇が正義であり、正統派で
ある。日本の正義はこの天武天皇から始まり、日本という国は天武天皇の正義にまとまった。天
武天皇の勝利で勝利した全ての民衆、諸勢力は、天武天皇に厚い忠誠を誓い、大和民族という一
つの統一的民族が事実上完成する。
 こういう場合、現代であれば、古い規則、古くからの法律で良いところを残し、悪いところは
抜本的におおなたを振って改め、新憲法、新法規を制定する。しかし、当時には、憲法や法律を
制定するという発想はなかった。天武天皇は、古くからの神話、伝承を集め、悪いところは抜本
的におおなたを振って書改め、有益なところは残し、新たに伝承、神話を創設した。それが古事
記であり、日本書紀である。
 古事記、日本書紀は単なる神話ではない。天武天皇が自らの国家意思を表明した国の基礎であ
る。天武天皇は、古事記、日本書紀をもって自らの意思を表明し、国の形態を定めた。これをも
って日本国家の基礎が事実上完成した。
 天武天皇が定めた国のあり方は実に巧みだった。日本は、その後、貴族政治時代、武家政権時
代、議会主義時代を経験してきたが、国家の基礎は揺らぐことが無かった。常に時代の政権は、
朝廷の権威の下で、有効に実権を行使してきた
459渡海 難 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 【Doffmatrix1320583094578211】   ◆Fe19/y1.mI :2011/12/11(日) 14:09:28.17 ID:5bEBfB3I
 日本の真の支配者は誰か。国の正当な統治者はだれか。近年、これが問われたことがあった。
外国勢力による支配の手が伸びてきた幕末時、日本は国家の立て直しが必要になった。このとき、
徳川幕府は朝廷から預かっていた政権を朝廷に奉還した。国家の正当な支配者は朝廷であるとい
う統一的国家意思が、国内の全ての勢力間で確認された。それが明治維新である。日本の国体の
根源は古事記、日本書紀の記載に基づく。壬申の乱を通じて日本中が天武天皇に誓った忠誠は、
永遠に有効であるという確認が得られた。

 天皇陛下は、常に日本国家の権威の源である。実権はない。古代においては、朝廷は実権と権
威の双方をもっていた。しかし、平安時代以降は、日本は、権威と実権とを切り離した。これは
実に巧みな方法である。この手法は、現代でも実に有効に生きている。政治の実権は内閣にある
が、内閣に権威はない。したがって、間違った政治を行えば、蛇が皮を脱ぐように、二月、三月
で崩壊する。崩壊させることができる。内閣には権威がないからである。もし、内閣に権威を認
めれば、そのようなことは不可能である。二月、三月で革命が起きれば世界から信用を失うだろ
う。内閣が変わっても国家の安定性が揺るがないのは、権威そのものに変動がないからである。
 内閣に権威が全く無いわけではない。天皇陛下が各大臣の信任状を認証するという形で内閣は
支配者である天皇の権威を預かる。立法府、司法府も同様であり、国家大使も同様である。

 これが、日本という国である。柔道界は柔道をしようという者が集まって集団を作っている。
相撲界は相撲をしようという者が集まって集団を作る。日本という国は、天武天皇に忠誠を誓い、
天武天皇に列なる天皇陛下に忠誠を誓う者が、古事記、日本書紀が定めた国体の下で建設した国
であり、建設していく国である。

 天皇陛下は、日本の真の支配者。国家統治の権威の根源であり、日本の権威の礎、権威の根幹
だ。天皇陛下が無くては日本は存在しない。

 天武天皇の定めに従えない人、天皇陛下の(権威の)支配に従えない人は、日本から出て行っ
て貰おうではないか。