【てんかん】精神障害者と悟り【統合失調症】

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172神も仏も名無しさん
大学の頃、哲学や宗教にかぶれて、文献を読みまくって実践もしたりしていた。
心も病んで精神科にも行ったこともあった。
その後、何やかやあって結局、リハ職の資格を取って、精神科で働いている俺。

宗教も医療も両方体験して、
患者と治療者の立場も両方を経験してみて感じたこと。

悟りとか神秘体験とか、それ自体はやっぱり精神的にはやばい状態だと思う。
ただ、凄いなぁと思う宗教家と、病気との差を考えてみると、
体験した上での、現実に対する向き合い方が違うのかなと思う。

自分が体験した凄いことにとらわれて、日常生活に目が向かなくなったら、やっぱり病気だと思う。
凄い体験が心の中にあったとしても、それはそれとして心の支えにとどめ、
一日一日こつこつ生活できる人が凄い人なのだと思う。

かなりイカレている神秘体験をした明恵上人が、
日常では非常にマメで分け隔てなく人に優しかったこととか、
依存症の患者さんが自助グループと適当な距離を保ちながら、
信仰心を持ちつつ地道に生活しているのとか見ると、つくづくそう思う。