「決して乗り越えることのできない苦難・困難はない」ということも人生の真実です。
この世で起きる不幸というものは、ある程度、予想されていることばかりです。
予想されていないような事態など、ほとんどありません。それゆえに、この世で、
どのような不幸があったとしても、「乗り越えていけない」ということはないのです。
したがって、不幸な出来事のせいにしないことが大事です。「あのことのせいで、
自分の人生は駄目になった」と考え、その不幸を人生の最後まで引きずるのが、いちばん、
よくないことです。たとえ、不幸な経験をしたとしても、それを心の糧として、
素晴らしい人生を生き抜いていく努力をすることが、とても大事であると思います。
大川隆法著『ストロング・マインド』第1章