>>610 人類が70億を突破したというのにアダム以来の全人類が
善人悪人を問わず審判の日に復活し神の裁断を受けると言うのが自称正統派カトリックの教義だねえ。
だがしかし!
キリスト教の全てが輪廻転生を否定しているわけではないよ?
たとえばボゴミル派、カタリ派、そしてグノーシス主義の一派例えばヴァレンティノス派などは
教義の中に輪廻転生を認めている。
我々グノーシスにとってデミウルゴスの創った不完全な世界であるこの物質界を転生し続けることは、
我々の心魂がこの不純にして悪意に満ちた地上と言う牢獄に囚われていることを意味し、大変不名誉なことだ。
我々グノーシスは、人間の心魂はデミウルゴスの天地創造以前、真の至高の父なる神(プロパテール)が治めし、完全にして無欠の世界プレーローマにあった
至高の神の一部であったと教えられている。つまり我々の本質は神性に与っているのであり、
還るべき本当の故郷があると考える。ただそのことを「忘れて」しまっているだけなのだ。
ゆえにキリストと言うソーテール(救世主)が地上に遣わされ、我々にその失われた記憶を思い出させ、プレーローマへの
帰還を促されているのだ。
真理を理解し人間の神性を目覚めさせたものは、真の自分を取り戻すべく、死後は魂の故郷プレーローマへと帰還する。
それができないものは輪廻転生を繰り返し、最終的には神性すら失い、宇宙撹拌の日に邪悪の選別を受け、永遠の混沌と化すことになるだろう!