★★『幸福の科学』統合スレッドpart402★★

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195杉山真大 ◆mRYEzsNHlY
世界の目を醒ますヘラトリ.トピックス(R11号)
『教会のキリスト教とイエスのキリスト教』

 今、「教会のキリスト教」と「イエスのキリスト教」の違いが、大きな問題になっていますが、
この問題は、イエスの死後、約二千年にわたって、繰り返し繰り返し、歴史の表面に出てき
た問題でした(それだけ、人々の苦しみの原因になったテーマでもあったと思います)。

 歴史の中の直近でそれを著したのは、あの有名なドストエフスキー作『カラマーゾフの兄
弟』第5編第5章の「大審問官」です。幸福の科学の今日的視点で見ても、非常に示唆に
富む論点を多々含んでいますので、最初に少し、それを見てみたいと思います。

イエスよ、出てくるな!

 時は16世紀のスペイン。異端審問で100人単位の「異教徒」が"火あぶり"にされ、人々が
恐怖と悲しみの中で、主の再臨を待ちわびていたセビリアの町に、それを哀れんだイエス
が、生前と同じ姿で、忽然(こつぜん)と姿を現しました。興奮で人垣をつくる大衆の前で、
イエスは、生前と同じく、その衣に触れた人の病を癒し、盲目の老人の眼(まなこ)を目明き
にし、葬列の棺(ひつぎ)の中で、夭逝(ようせい)して永眠していた娘に対し、「少女よ、われ
汝に言う、"起きよ!"」と叫んで、死から甦え(よみがえ)らせました。

 その時、前日まで異端審問の"火あぶり"にいそしんでいた大教会の大審問官(大僧正)
が、そばを通りかかり、その奇跡に眉をひそめながら、「この男を密かに逮捕せよ」と命じ、
イエスを投獄したのです。その後、大審問官は、たった一人で牢屋を訪れ、イエスの審問を
始めるのですが、そこで大審問官が言ったことは、大要以下のとおりでした。

一、おまえが本物のイエスであること位、私にはわかっている。
二、だから、こんなところに来てもらっては困るのだ。
三、なぜおまえは、私達の仕事の邪魔をしに来たのだ?
四、おまえには、1500年前に、聖書の中で言ったこと以外に、何ひとつ付け加える権利など、
   与えられていないのだ。
五、そして、それこそが、教会制度の最も根本的な本質だということが、わかっていないのか。