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生命論(仮):
【主論】
『生命』によって『生命』を把捉することは不可能。
・カメラや眼球が、自身を見ることがないように。
・「知覚認識、考察」も『生命』の「機能」であるゆえに。
『生命』そのものは、認識・考察が不可能。
・観察される様々な「機能」「現象(生命現象)」は、『生命』によっている(引き起こしている)。
・それ故に、観察される様々な「機能」「現象(生命現象)」によって、『生命』があることが知られる。
・「死」によって、上記諸々が消失するから『生命』が消失したことが知られる。
・それ故に、「『生命』はある」、と知られる。そして、『生命』は「肉体」と不可分なものである。
人の(生物の)様々な行為(思考・思想含)は全て《『生命』の機能》。
・『生命』があるから、それら「機能」は現れ、発動し、また機能する。
人の(生物の)生理的メカニズム・システム、誕生・生育等も、全て『生命』によっている(引き起こされている)。
・受精・細胞分裂、或いは遺伝子の発動等も同じ。
総じて、
『生命』は、「生きていること」の「原動力として」、ある。
『生命』は、「上記諸々の行為や機能」「生体の種々の生理的働き」の「発生源として」、「ある」。
『生命』は、他の何ものの追随も許さない「最上」「絶対」の価値を持つ。