> その仮和合している五蘊の一つ一つは一体どこから生じていると、彼は考えているのか。
「どこ」という問い方自体がそもそも間違っているわけですが、(宝珠氏の涅槃についても同様でしたねw)、
強いてその問いに答えるなら、「色」は受精・受胎によるでしょうし、
他4つは、境との接触感受により『生起』するわけです。
それ以外に発生源はありません。
*(三世に跨る輪廻をモチーフとして加えれば、その「色」の発生は(前世の)「業」ということになりますが、
今は触れずにおきます。)
> 和合させている原動力は何か。
五蘊全体を丸っとひっくるめてのことなれば、冷たく言い放てばw、「縁」ということになりますw
或いは「業」と見ることも吝かではありません。 *(私は、一足飛びにそこへ行くことには疑問符をつけますが・・。)
後ろ4つの「生起・変遷の連鎖」は、まさしく意業にも依っているからです。
ただ、後ろ4つは「色」に依存しますので(「色」ある限り和合・生起し続けますので)、
後ろ4つを和合させているのは「色」ということになります。貴方の【問いの質】に合わせて答えるならば、ねw
では「色」を和合(生起)させているのは何か?ということに問いはシフトするでしょうが、
これは、生物学的・発生学的・医学的な「生命」wの発生(生育)過程、そのシステム・理由・原因で十分でしょう?
遺伝子というプログラムを持ってきてもいいですが、それはあくまでも「プログラム、設計図」でしかなく、
実際の細胞増殖や組織の生成等は、それらの「生理的働き」によっているわけです。
*(貴方は、ここで言う、この「生理的働き」のことを『生命』と言っていることになります。 生物学発生学的には、ねw
そして、その働きを引き起こしているのが遺伝子ということになるのでしょう。詳しくは判りませんが・・。)
言ってみれば、各所の(各組織の―たとえば脳、たとえば心臓、など―)「こうした生理的働き」が原動力なわけです。
それ以上何が必要なのでしょうか? (勿論、それらもまた「因により縁によっている」のは言うまでもありませんが・・w)