「本源」「根源」という言葉は用いられていますが、
『発生源』として、或いは『先立ったもの』として述べられているものは一つもありませんねw
強いて言えば、大辞林[1]の「生気論的考え方」が、それに当たりますでしょうか・・。
全て、『今そのようにあること』『生きていること』及び
『生きている時に、不可欠なものとして備わっている【属性】【性質】』(或いは「要素」)を指しているわけです。
それより先へは、(公的辞書の姿勢としては寧ろ当然ですが)、慎重にして踏み込んでいないわけです。
広辞苑に至っては、「概念」と言い切ってしまっています。
*(つまり、《「生命」もまた、他によって(諸条件によって)そこにある(≒見出されている)》(→相対的である)
という見方は(この段階では)排されていないわけです。)
*(「不可欠である」ということを「根源」「本源」という言い方で表しているようにも見えます。
尤も、この線引きも曖昧ですが・・。 だから「生命論」は、古来より「宗教的に」、「アニミズム」として、
廃れずに継承されてきている大きな潮流であり、【貴方もまた、その流れに与っている】わけです。)
そして、仏教的には、《諸相が観察されることにより、その背後に「想定」されている》もの、ということです。
仏教に於いても現代科学等の知見に於いても、『諸条件がととのわなければ生じない』ということです。