ACIM(A Course In Miracles)・奇跡のコース 5
235 :
232:
232のつづき
解脱とは → これが私であるという思い込み(幻想・自我)を捨てていき、
最後の最後に残るものが「本当の私」であると気づくこと。悟り。
つまり、解脱とは新たに何かを手に入れるのではないということ。
我々の自我は肉体を私と信じている。わたし、あなた、という区別された
存在を受け入れている。本当はそうではない。
意識の覚醒は個人的なものではなく、Aという人物を通して覚醒が起これば、
その影響はA以外の全てにも及ぶ。つまり、Aが覚醒することが、Bの意識の高まりや
C,D・・・にもプラスに働きかけるということ。覚者たちは、愛ある行為をとることは
もちろんのこと、もっとも世界の役に立つ働きかけは、自らの本質に気づくことだと
主張している。※これは覚醒に限らず、いわゆる意識レベルの高低すべてにいえることです。
社会的に正しいと言われる行為をするかどうかは覚醒の必要条件ではなく、
自らの内側に目を向けていくことが気づきには不可欠。
ただ、本質的な愛の行為には「私がこれをやった」「結果を期待する」という
エゴの性質が無いため、ACIMのようなハートの道は、社会においても望ましく、
実践し習慣化することで「私=エゴ」という意識を手放すための影響力が
あると思われます。
まだ、いくつか書こうと思うことがありましたが、ひとまずこれで終わります。