>>431 法華経が日本社会に与えた影響は計り知れない。
その意味で、ほかの経典とは異なり、別格の経典ではないだろうか。
そのうえ、そんなにも重要な経典が「ウソも方便」を説く。
法華経のように「ウソも方便」を積極的に説くような経典はない。
ウソは悪いことだという認識があるからである。
>>432 →
>>408 ヨブは、カルマの法則を主張する友人と議論し、ついに神と出会う。
そのとき、ヨブが知ることになった法則とは何か。
それをヨブの法則と名づければ、この法則はカルマの法則とは異なるし、
法華経の「ウソも方便」とはちょうど正反対になっている。
こんなことから法華経にこだわっている。
因果応報と輪廻転生が関係したカルマは若干違う気もするが…
因果応報は通常、この世の話としてなされる。
それに対してカルマの法則は、輪廻転生する前世・来世も持ち出し、
この世の幸不幸を説明しようとする。
その意味では、区別して話を進めるほうが正確かもしれない。
しかし、それらの考えは、この物質世界の時間の流れに沿っており、
原因・結果をベースにしているという共通性を持っている。
話を煩わしくしないために、ふたつをまとめてカルマの法則にした。
目的と手段は、時間を逆転させ、
目的(結果) → 手段(原因)という順序で考え、行動する。
法華経の「ウソも方便」はこれの展開である。
これらは、法華経の問題点を明らかにするために区別した。