キリスト教正統派VSスウェーデンボルグ徹底討論

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その1 「神の全能と秩序」
その質問箱の人の答え方は正直 奇妙この上ないので、私なりに。

イエス・キリストは、サタンから「神の子よ、奇跡を使え」と誘惑され、
パリサイ人や律法学者などからは、
「奇跡を見せてくれたら信じようじゃないか」「十字架から降りてみろ」
「自分を救ってみろ」などと煽られました。
また、十字架で共に死にいく罪人も「神の子なら私を救え!」と言いました。

主の試練は、ご自身の全能を乱用しないことでした。
弱い人間性(人の子)は試練・誘惑を受けます。
サタンは、試練の渦中にある主を「神の子」と呼びました。
しかし実際は、神性(神の子)はそのような誘惑に対抗し、
ご自身の定めたものを破ることなく、肉体の死に至るまで従われました。

そのように、神の業には"人智を超えたルール(目的と秩序)"があり、
「神は無秩序(混沌)ではない」ということです。
「神には不可能はない。しかし、必要ないことは絶対になさらない。」
という方が分かりやすいかもしれません。

著作は「神の愛と英知は一体である」と何度も述べており、
主は愛そのもので、ご自分の愛をただひたすらに実行しておられる、ということです。
そこに迷いや誤りはありません。それを人智で計れないのは、ご存知のとおりです。