キリスト教正統派VSスウェーデンボルグ徹底討論

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236神も仏も名無しさん
主イエスは、この世に来られるまえ、教会に属する人には現存されていましたが、
ご自分を代表する天使たちをとおして間接的現存でした。この世に来られてからは
教会に属する人たちに対し、直接に現存されています。

というのは、主はこの世にあって、神的自然性も、身に帯びておられるからです。
その神的自然性のうちにあって、人々にたいし現存しておられます。
主の栄化とは、主がこの世でおとりになったご自分の人間性の栄化つまり神化で
あって、この栄化された主の人間性が神的自然性です。

つまり主は、この世で身につけられた肉体の全部をともなって、墓から復活され
ました。墓には何も残されませんでした。自然の人間性は、最初から最後まで、
ご自分にともなって行かれました。だからご復活ののち、幽霊を見ていると思って
いた弟子たちに、言われました。

「わたしの手や足を見なさい。まさしくわたしだ。触ってよく見なさい。
亡霊には肉も骨もないが、あなたがたが見るとおり、わたしにはそれがある」(ルカ24.37.39)

主の自然的肉体は、栄化によって神のものとなったことが分かります。
だから、パウロも言っています。
「キリストの内には、満ちあふれる神性が、余すところなく、見える形をとって、
宿っており、」(コロサイ2.9)と。またヨハネも、
「神のみ子イエス・キリストはほんとうの神である」(Tヨハネ5.20)
霊界では、主おひとりが、完全な意味での人間であることを、天使たちは
わきまえているのです。