☆ 卍 仏教 @ 質問箱 卍 ☆ パート27

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中論(青目釈)観四諦品第二十四 [ T1564_.30.0032c16からT1564_.30.0033a07まで ]

復次、
08:諸佛依二諦 爲衆生説法  >諸仏は【二諦に依って】衆生が為に【法を説く】。
   dve satya samupAzritya buddhAnAM dharmadezanA.
  一以世俗諦 二第一義諦  >【ひとつには世俗諦】を以ってなし、【ふたつには第一義諦】とす。
   lokasaMbRtisatyaM ca satyaM caparamArthataH.
09:若人不能知 分別於二諦  >もし、人の【二諦を分別することを知る能わざれば】、
   ye anayorna vijAnanti vibhAgaM satyayordvayoH.
  則於深佛法 不知眞實義  >すなわち、深き【仏法に於いて真実義を知らず】。
   te tattvaM na vijAnanti gambhIraM buddhazAsane.

世俗諦者一切法性空而世間顛倒故生虚妄法。
 >世俗諦とは、一切法の性は空にして而かも世間の顛倒せるが故に虚妄法を生ず。
於世間是實。
 >是れ【世間に於ける(真)実なり】。
諸賢聖眞知顛倒性故知一切法皆空無生。
 >諸賢聖は、真に顛倒性と知るが故に、一切法は皆な空にして生無しと知る。
於聖人是第一義諦名爲實。
 >【聖人に於いては】【是れ第一義諦にして】、【名付けて(真)実と為す】。
諸佛依是二諦而爲衆生説法。
 >諸仏は、この二諦に依って衆生が為に法を説く。
若人不能如實分別二諦、則於甚深佛法不知實義。
 >もし、人の、如実に二諦を分別すること能わざるときんば則ち、甚深の仏法に於いて(真)実なる義を知らず。