>>165 次に「煩悩即菩提」です。
攝大乘論釋論 (No. 1596 世親造 笈多譯 行矩譯 ) in Vol. 31
T1596_.31.0316a13: 以惑至惑盡 佛具一切智
T1596_.31.0316a14: 煩惱即菩提 生死寂滅體
T1596_.31.0316a15: 有大方便故 如來不思議
これは
>>186 でセブンが国訳を引用してくれたように、
完全に悟った一切智を得た仏にとって「煩悩は悟りである」という文脈です。
『大乗荘厳経論』で説かれる「煩悩即菩提」とは、空性という法界では、
煩悩や菩提といった仮設はなく、平等であるという意味です。
http://www28.atwiki.jp/buddha/pages/30.html いずれにしろ、世俗の現状肯定ではなく、勝義の文脈です。