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2012年のフォトンベルト詐欺への警告 ◆kLXrbakEcdg5 :
創世記がギルガメッシュ叙事詩から継承された洪水伝説を流用して、当時の
ヘブライ人が神話を構成したとしてもなんらおかしくはない。それを誰も
否定しない。初めからそんな話をしていない。
洪水伝説は、ウルの王墓のあった地方で起きた事実であってもおかしくはない、
ただし、アララトの山というのが現在のアララット山であるという証拠はない。
つまり、ギルガメッシュ叙事詩の頃にはウルルトゥの山々という複数形で意味した
丘の上まで浸かるほどの洪水があったことは、ほぼ確からしく地球物理学者らも
推測はしていた(竹内均の本などにあった通り)。地球の小氷河期からの自然の
温暖化過程での豪雨はあり得るし、それが紀元前2800年頃の粘土層の荒々しい堆積
状況からは十分推測できるという。
それがヘブライの神話として構成されるときに、そこに「ノアの洪水」として
聖書の「一つの文脈」の中に取り入れられて編集して語られた可能性は高い
かもしれない。
では、その洪水という現実があったとして、かつそれが流用されたのだとして、
ではだから<ノアは古代教会のたとえだ>という説がどうして主張できるのか?
なんら根拠はない。