【最終】輪廻転生説はどう扱うべきか!?【決着】5

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193神も仏も名無しさん
>>191
「実存苦」とは、突き詰めて考えれば「実存(生命)」を失うことの恐れから生じる。
釈迦も言うとおり、死が最大の苦であるからである。生命は、専ら「物資」と他者の
「役務」によって維持されている。圧倒的多数の実存苦は、病気や物資の欠乏、病気の治療や物
資や役務の購入に必要な金銭の欠乏によって生じる。共同体は、その成員の労働や労働による
自然からの採取により、物資や役務、しかもよりすぐれた物資や役務を生み出し、実存苦を軽減
・除去しようと努めている。成員は、このような労働と役務の提供の対価として金銭を得、それに
より自己及び家族の実存に必要な物資と役務を確保し、実存苦を軽減・除去する。まさに、相互
依存の世界である。富とは、共同体における他の成員に対する実存苦の権限・除去の対価である。
富者は、その富を費消することにより、他の成員を潤し、共同体に対する更なる貢献を果たす。

釈迦の時代、いや一昔前とでも比較してみれば、実存苦の除去については、圧倒的な相違がある。
まさに、地獄と天国との差である。

物資に関係ない、純粋に精神的な苦悩は、自己中心主義から生じる。自我を離れて、家族などの
身近な他者に心を移すことにより、苦は軽減・除去される。人間界の本質が共同体性であるからである。

従って、現代における苦の軽減に関しては、宗教の苦悩除去力は、無に等しい。例えば、虫歯で歯が
激しく痛むとき、宗教では絶対に治らないが、バッファリン1錠飲めばピタリと治るw。