>>191不説氏
>原始仏典に登場する「悪魔」とは? 師自身がご覧になったことはありますか?
私は見たことはないです。
たぶん比喩的なものと推測します。
空性を悟る以前に「悟った」と自覚する段階があります。
これは誰でもあるかと思います。
ある程度の修行を積めばね。
白隠が、この段階で「自分ほどこの境地に到った者はないだろう」。と
自認するくらいですから、明らかにルンルン気分の絶頂ですよ。
こういうルンルン気分もそう長くは続かない。
これをそのまま放置してますと・・・やがては苦悩になってきます。
この段階で、禅では「魔性」とか言ってます。
これは稲荷信仰で、狐に感応する段階において、やがて狐つきになるのと似てますね、
つまり、あまり感性が強すぎまして、自分でコントロール出来ない状態です。
ようするに「コントロールされてしまう」。ということです。
これが悪魔の正体やに思います。