大乗仏教とは何か (シリーズ大乗仏教)
高崎直道、桂紹隆、下田正弘、末木文美士、斎藤明
出版社: 春秋社 (2011/06/30)
下田正弘
188ページ参照
現在われわれが手にする
インド諸語で
書かれた仏典のほとんどは
漢訳仏典出現の年代から
はるかに遅れて
あらわれたものである
>>170 の続き
下田正弘
190〜191ページ参照
現存する漢訳仏典は
古典サンスクリットではなく
(古典サンスクリットよりも古いと考えられる)
俗語の特徴を反映している
>>171 の続き
現存する漢訳仏典は
(パーリ語よりも古いと考えられている)
俗語の特徴を反映している
かもしれない
新アジア仏教史 02 インド 2
仏教の形成と展開
奈良康明、下田正弘
出版社: 佼成出版社 (2010/10/30)
並川孝儀
68ページ参照
漢訳経典の研究が見直され新しい知見を生んでいる
最近になって
『中阿含経』の帰属部派に関しては説一切有部中の古い伝承を保持する教団
『雑阿含経』は根本説一切有部
『別訳雑阿含経』は根本説一切有部に近い教団である
という見解などが提示されている
新アジア仏教史 02 インド 2
仏教の形成と展開
奈良康明、下田正弘
出版社: 佼成出版社 (2010/10/30)
並川孝儀
67〜68ページ参照
チベット語訳の初期経典の研究
チベット語訳のみで伝えられる
『アビダルマコーシャ・ウパーイカー』の
全貌が明らかになり、新しい阿含経が開示された
近々、全訳が出版される予定であるが
この成果は初期仏教に大いなる実りをもたらしそうである
>>174 の続き
パーリとか、サンスクリット、だけではなくて
漢訳とか、チベット語訳の経典の研究も
かなり重要である
と言う事であるらしい