>>334 > この図式は矛盾ではありませんか?
(一般的価値観からすれば、「異質」ではありますが)『矛盾』、ではありません。 なぜか?
仏教は 『《個に於ける苦の解決》を説いている』 からです。
《集団の、共同体の苦の解決》が説かれているわけではありません。
それは、付随して顕れ、求められ、願われるものです。
『《個に於ける苦の解決》の周縁にあたる事象』です。
けっして、それが第一番目に希求されるものではありません。
勿論、御隠居の言う通り、この優先順位を入れ替え、『《集団の苦の解決》を前面に押し出した』のが、
(特に後期)大乗仏教だと言い得るかもしれません。(維摩居士が何か言ってましたねw)
いずれにしろ、それこそ、「縁あって」継続している人類の繁栄ですが、
「縁によって」それが途切れることもまた、ありえないことではありません。
『努力』はしてもいい。いや、是非とも『しなければならない』。が、見極め、腹を括ることも大事だ。
世界では多くの生物が絶滅してきたし今もし続けている。(新しい種の誕生もあるのかもしれないが・・。)
人間だけが、そうなってはならないというのは傲慢であろう。
《「人類の滅亡」》を《「避けねばならないこと」「嫌悪すべきこと」「悪しき事態」「負なる事象」》とは見ないからです。
人類の繁栄も滅亡も、(勝義に於いては)どちらも等価なのです。
(また、インドの世界観は《【破壊】と生成の繰り返し》だし・・・w)