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ボチボチ ◆oD.zxla8R2 :
元同僚は肺癌であると告げられ、2年前に退職をして故郷の熊本に帰り療養生活に入りました。
昨日、病院に面会に行きましたら、癌はいろんな所に転移してました。
大体の予想はしていたものの、私の予想をはるかに越えて進行していました。
彼が会社にいた頃に、天理教の参拝を勧めたり、おさづけをさせていただきたいと願ったりしましたが、叶いませんでした。
今回は天理教の立場であることを抑え、友人として病室で対面しました。
体調がすぐれないこともあり、話を出来たのはわずかな時間でした。
癌の進行もあるのでしょうが、いろんな所が麻痺したり、副作用があったりで、見ている私も辛くなりました。
彼を励ましながらも、私はつくづく無力であると思いました。
「来年もまた来るから!」
握手して別れました。
例え少しでも、それを楽しみの種にしてもらえたら…。
と思いました。
人は遅かれ早かれ、いつか死を迎えます。
それまでの間、一生懸命生きる喜びを見つけよう。
彼にそう伝えました。
彼も周りの雰囲気から察しているのでしょう。
深く頷いていました。
人は神ではありません。
祈ることしか出来ません。