ここで、この35節冒頭のチッタへの呼びかけ部分の註を付しておく。
〈ここで簡略に説かれたことの意味は次の通りである。
――たとえば牛から牛乳が、また牛乳などからヨーグルトなどが生じるとする。
そのうち、【牛乳が生じるとき】、そのときは「ヨーグルト」とか「生バター」などのうちのどれかとか
称されたり、言われたり、名づけられたり、呼ばれたりすることがない。 なぜか。
もろもろの法によって【「ヨーグルト」などというもろもろの慣用語が生じる法はない】からである。
そこで、「牛乳」とだけ、そのとき呼ばれるのである。 なぜか。
もろもろの法によって【「牛乳」という名称、言辞、名前、慣用語が生じる法はある】からである、と。
この仕方はどの場合も同じである〉。
参補:
【最終】仏陀はアートマンを説いた!?【決着】10
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/psy/1248609075/359後者註