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神も仏も名無しさん:
ー(サンユッタ・ニカーヤ、「ブッダ悪魔との対話」中村元、p.147 ) ー
バラモンよ。木片を焼いたら浄らかさが得られると考えるな。
それは単に外側に関することであるからである。
外的なことによって清浄が得られると考える人は、
実はそれによって浄らかさを得ることができない、
と真理に熟達した人々は語る。
バラモンよ。わたしは〔外的に〕木片を焼くことをやめて、
内面的にのみ光輝を燃焼させる。
永遠の火をともし、常に心を静かに統一していて、
敬わるべき人として、わたくしは清浄行を実践する。
バラモンよ。そなたの慢心は重荷である。
怒りは煙であり、虚言は灰である。
舌は木杓であり、心臓は〔供犠のための〕光炎の場所である。
「比丘たちよ、われは、知るもの、見るものの、有漏(煩悩)の滅尽を説く。
知らざるもの、見ざるものにはあらず。」
(如是語経典、『近代仏教への道』増谷文雄、189頁)