1830年にスコットランドのカトリックの少女マーガレット・マクドナルドが、脱魂中に世の終わりの幻を見て、その内容を筆記させました。今もインターネットで閲覧できます。
http://www.link2000.net/homes/users/preacher/margemac.htm 反キリストが支配する時代に神不在の時代になり、信仰を守り抜く人は天に挙げられて、キリストとともに永遠の至福にあずかるという内容です。
その中に1テサロニケ4:17がそのまま引用されていますが、マーガレットは聖句を引用しただけで、生きたまま天国にいくとは書いてません。当然です。脱魂している人は1テサに書かれているとおりの天上の至福にあずかるからです。至福直感といわれるゆえんです。
ところが、プリマスブレゼレンの牧師ジョン・ダービー(フリーメーソン)がマーガレットの幻を再解釈して、艱難前空中携挙説を作り上げました。リバイバル運動たけなわだったので、多くの人が影響されましたが、カトリック教会は「異端」の烙印を押しました。
この異端説がアメリカに流れて福音派に大きな影響を与えます。まずウィリアムミラー(フリーメーソン)の再臨運動に影響を与えて、ミラーを絶望と悲嘆の死に追い込みました。その後も多くの人がこの異端に感化されて再臨カルトを作っています。
ダービーに影響されたスコフィールド(フリーメーソン)が聖書の注釈に入れてしまったのが運のつき。以来、福音派はカトリックの異端説を聖書解釈に入れて大喜びするのです。
70年代にハルリンゼイが前艱難携挙説に立つ「地球最後の日」を書きました。ちょうどオイルショックの頃で本はベストセラーになりました。90年代にこの異端説を小説化したレフトビハインドが出ます。やはり世紀末だったのでベストセラーになりました。
21世紀になっていろいろな出来事が起きて、皆が不安になった頃に、2012年のアセンション預言にかこつけて同じように艱難前空中携挙説に飛びつく人々が現れました。