【最終】仏陀はアートマンを説いた!?【決着】7

このエントリーをはてなブックマークに追加
260神も仏も名無しさん
もう、このスレでは発言しないつもりなので、まとめの意味で感じたことを言っておきましょう。

『梵網経』に釈尊がまとめた三つの類型、凡夫、外道、仏教徒の三つは実は私自身の思想遍歴でもあるように思います。

まず、凡夫。これは小学生ぐらいまで信じていた。科学万能主義。
知識を付けてものを分析していけば、全てのメカニズムは解明できて病や貧困などがなくなる未来社会が訪れる。
なんて、文部省とか高度成長期の進歩の影響を受けて純朴に信じていた。

ところが中学生ぐらいになると違ってくる。科学では苦とかは解決できないという当たり前のことに気がつく。
なぜか、科学は観察と実験により現象を記述して妥当な説明体系の構築を目ざすものだからだ。
つまり、もし、完全で最終的な説明体系が完成したとしても、現象がどうなってるかは説明できるが、
自分がどうすべきかはについては何も提示できないからだ。
ちょっと前に流行った言葉で言えばクオリアを説明できないということも出来る。