自殺すると地獄に落ちるの？

>>1
死後の世界が存在するかしないか、科学的に証明することはできません。
どちらの証明も成り立たないのです。

しかし、この証明不可能というのも、物理存在の範囲に限定されます。

心というものが、もしも物質に完全に依存しており、単なる脳の機能でしか
ない、という唯物論的な見方をすれば、>>2さんが言うような結論になります。

一方、心は単なる脳の機能ではなく、心が脳を含む身体を司っているのだ
とする立場をとるならば、ないとは断言できない、むしろあると考える方が妥当
ということになります。

前者は唯物論的、科学的な立場。
後者は宗教的な立場です。

そして、世界の主な宗教で死後の世界や、生まれ変わりなどを
何かしら死んだ後のことを教えない宗教はひとつもありません。

キリスト教では、自殺は大罪とされ、地獄に堕ちるとしています。

仏教では、北方仏教においても、南伝仏教においても、死んだら
それで終わりとは言わず、因果の繰り返しとして連続するとしています。

以下は、小部経典の感興偈（ウダーナ・ヴァルガ）というお経の一節で、
釈迦が悟りを開いたときに言った言葉とされています。


無数の生涯にわたり、あてどなく輪廻をさまよってきた、
家の作者をさがしもとめて。
更に更にと、生まれ変わるのは苦しいことである。

家の作者（渇愛）よ、汝の正体は見られたり。

汝がもはや家を作ることはあるまい。
汝の梁（煩悩）はことごとく折れ、家の屋根（無明）は壊れてしまった。
形成するはたらき（行）からこころは離れ、割愛を滅ぼし尽くした。