【最終】仏陀はアートマンを説いた!?【決着】6

このエントリーをはてなブックマークに追加
573神も仏も名無しさん
>>564
>20 比丘たちよ、この【法則】があります。すなわち、菩薩が母胎に入っているとき、
>菩薩の母は、【自然に】、戒をそなえ、殺生を離れ、盗みを離れ、邪婬を離れ、
>妄語を離れ、怠惰の原因となる穀酒・果酒を離れています。
>これが、その場合の法則です。
>【法則】 dhammatA ・・・この内容(菩薩の出生に関する一連の記述の最初の節の註。)
なるほど。「法則」の原語を注釈として示しているのね。以下同じだね。
釈迦の遺言の「法灯明」から何が『法」なのかを「経」から拾い出して整理したのがアビダルマ
何でしょうね。現在の文献学的方法にもあっている合理的方法だろう。
>(定則〉に
>(1)業の定則(kamma-n')、善《業》には好ましい異熟の施与が、不善には好ましくない異熟の施与があるという場合。
>(2)時節の定則(utu-n')、蓮の花が昼に開き、夜に萎む場合など。
>(3)種子の定則(bIja-n')、稲の種から稲の実のみが生じる場合など。
>(4)心の定則(citta-n')、それぞれ前の心心所法はそれぞれ後ろの心心所法の近依縁によって縁であるから、
> このように眼識などに直接、領受などの生起がある場合。
>(5)法の定則(dhamma-n')、諸菩薩が母胎に入るなどのときに一万世界が震動することなどが起きることがある。
>ここでは(5)の「法の定則」が意趣されている。

定則とは論理学や数学で言う「定理」のようなものだね。
縁起の理法でいろいろ考えてみてこれはほとんどの場合に成り立つ
と解ったことを記憶したのが定則だろう。

やはり、これも輪廻に託した説明だね。
それにしても母胎や種子などに言及されるということは、釈迦の輪廻は
生物学的輪廻すなわち今で言う遺伝のことを考えていたんだろうね。
遺伝なら経験的に確認されることだから。
でも、この経から「親の因果が子に報い」が出てきたようにも取れる。