グルジェフについてかたろう

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771473 ◆xIpfQokPjM
区別しないというのは聞こえがいことではあります。
しかし、グルジェフが提示したのは区別しないことではなく、我々がたくさんの物事を区別する概念にとらわれており、
その区別同士対立もしていて統一を欠いているという実態です。

グルジェフはその実態を理解することを求めました。
それは区別しないようにすることではなく、区別している自分自身の自覚です。
それ故に区別というものを対象に語らざるをえないところがあります。
区別しないことは私たちから離れた不可能なことであり、また区別しないことはただそうなのであって、語れば語るほどそれから遠ざかるからです。
自分自身が複数の空想にとらわれており、物事を区別して見ざる負えない。
既に区別してみているのだから何を試みても無駄である。

それを全身で感じ、それを悔い、区別しないことを願い祈ることならできます。
しかし区別しないことを自他に主張するのは、区別すること―しないこと
という形での新しい区別の基準を加えることでありより、混乱は深まります。

もし自分がさまざまな物事を区別しないでいられない、すでに区別しており牢獄の中にいる
という恐るべき実態を受け入れられないのならグルジェフに関わる理由がわからないのです。
まず自分の信じるところで全力を尽くして試してみてください。
グルジェフは失望と後悔があるところからしか何も始まらないといいます。
772473 ◆xIpfQokPjM :2012/03/15(木) 12:34:53.43 ID:IyVkEzXA
>>770
770から感じるのはあなたにとってあなた自身がどうでもよく、他人の事ばかり気にしているということです。
770の内容は他人に求めるのではなく、単純にあなたが実践しなければなりません。
あなたが実践する。
つまりこのやり取りにおいてあなたがわたしではなく、あなたがあなた自身を検証するということにおいて、
770の主張は実地として示されるのです。

人に要求して自分は決してしない。
他の人に「あなたは自分自身を見なさい」と言い続けて、それを言う人はそれによって自分自身にかかわることを回避しています。
おっしゃることを実行してください。
それが何よりも人に勧めることになります。