>>805 これは、「そうなってるのだから、ショウガナイ!」とでも、他にいいようがありません。すべては、
“ロゴスの意志と御径論”による結果です。いうなれば、ロゴスの“物質を経験したい”というご意
志によって、ロゴス自らが波動を低下していき、“それ”を顕現(創造)なされた。今度は、再びこの
物質がロゴスに帰する過程として展開します。これが進化と呼ばれる一連の流れです。
「人類」はちょうど、ロゴスと同一不可分の断片である「霊(スピリット)」と「物質」の出遭ったとこ
ろに存在します。この進化の流れは「鉱物王国」→「植物王国」→「動物王国」と進み、そして「人
間王国」の出現へと至る。鉱物世界からはいずれ生命(体)が出現し、植物から動物へと発達を
遂げるのです。やがてこの動物界には、魂(ソウル)の内在に適した器としての生命体が出現し
てきます。これが人類です。霊であるモナドは自ら魂を反映して、動物人間へと投下する。魂は肉
体である乗り舟を体験しながら、自らが本来、霊であるところのモナド(ロゴスと同一不可分の存
在)であることと悟るまで、繰り返し繰り返し、肉体人間の中で転生を続けるのです。やがて、この
中から自らの本性を悟り、すべてに“目覚めた者”が現れます。これが「第5王国」(霊王国)の住
人として進化した覚者という存在です。仏教では仏陀(buddha)などと呼ばれています。これら一
連の流れが進化の上昇弧とみなされています。
この“進化の流れを阻害する行為は「悪」と呼ばれ、進化を助ける行為を「善」(便宜上)という”
のです。このことが理解されると、どんな行為が「善」であり、また「悪」であるかが自己判断できる
ようになっていくのです。