バガヴァッド・ギータ ヴェーダンタ文庫
スワミ・プラバヴァーナンダ クリストファ・イシャウッド 共編 熊澤教眞 訳
第九章 神秘のヨガ スリー・クリシュナ
p116
私は太陽の熱であり 雨を降らせ、雨を止める
私は不滅の生命であり死である
アルジュナよ 顕現したときの私は宇宙であり 非顕現の私は無である
三ヴェーダに精通し 聖餐のソーマ酒を飲み 罪を清めて祭祀をおこない
私を礼拝するものは 天への道を求めて祈る
彼等はインドラの王国に至り 天上の歓喜にひたる
p117
彼等は天国の歓喜を味わい その功績が尽きるとともに 人間の世界に帰る
三ヴェーダの道をとり 欲望を求むる人々は 無限の流転をくりかえす
ひたすら私を礼拝し、他を思わず、敬虔であれば、
私は必要な一切を彼に与え、彼の持つものを保護する。
・・・
神々を祭る者はその神々のもとに行く。 先祖を崇拝する者は先祖に行く。
精霊を崇拝する者は精霊に行く。そのように、私を熱愛する者は私のもとにくる。