>>6と関連してだが、
創世記の「蛇」は、果たしてサタンだったのか?
あるいは、サタンの手先だったのか?
創世記では「蛇」は「蛇」としてしか書かれていない。
そうなると、
「蛇」が何者かによって操られていた
ということを解釈するためには、
「創世記」の文脈を無視しなければならない。
この場合、どういうわけかJWは、創世記から飛び出して、
聖書の他の聖句を裏づけとして利用するわけだが、
蛇が「ただの蛇以上」であったことを証明してくれる聖句がどこにあるのか?
例えば、コリント第二11:3に「へび」は出てくるが、
そこでも「へび」は「へび」としか書かれていない。
テモテ第一2:14も「悪魔/サタン」については一切言及していない。
啓示12:9には「初めからの蛇」という言葉が出てくるが、
これが「創世記」の蛇を指している証拠はない。
むしろ啓示の書の「蛇」は伝説上の怪物を表している。
なぜならその蛇は、同12:15で、
「口から川のような水を…吐き出し」ているからだ。
啓示の書の作者は、蛇をこのような怪物として想像していた。
この蛇の姿は、創世記の蛇とは釣り合わない。
ということで「創世記」の「蛇」が
「サタン/悪魔」であるとの証拠は
いったいどこから得られるのであろうか?
JWはこの聖書解釈を「真理」であると教えているからには、
蛇=サタン/悪魔であるということを、
一点の曇りもなく、一切の反論の余地なく証明する必要があろう。