【最終】仏陀は転生(再生誕)を説いた!?【決着】10

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663不説
そういった一般的仏教像の中から、さらに一歩踏み込んで、開祖ゴータマ仏陀自身の
核心的な教えというのはどういうものかというのが、仏教に関する話題において私に
とって最も関心のあることであり、私の現在の考えとしては、それは対機説法や応病
与薬とも言われるように、これといったイデオロギーを説くよりも、在り方を教える、
実践そのものではなかったのか、と思っております。

卵が先か鶏が先かという話のようでもありますが、現世での輪廻を克服すれば、結果
として、三世に渡る輪廻(が真実であったとして)も克服できるということが内包さ
れていると考えるのか、それとも、三世に渡る輪廻の克服が目的で、そのために現世
での輪廻を克服するという手段をとっているのか、どちらなのかという論点になるよ
うな気もします。しかし、イデオロギーではなく実践を先行させて考えてみれば、ど
のみちいずれのイデオロギーに対しても解決されるのが仏教が教えている実践的在り
方だと思うので、卵が先か鶏が先かという論点については私はあまり深追いはしない
姿勢を取っています。