【最終】仏陀は転生(再生誕)を説いた!?【決着】10

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433宝珠愚者
遠い前世において、目連はそのときの両親を殺そうとした(諸説あり)のです。
その報いで、目連は500回殺されなければならないという罰を受けることになったのです。
お釈迦様の元で出家した目連が、妬みを持つ連中に襲われるのが、
ちょうど報いの500回目だったのです。目連は、
「私の神通力を持ってすれば、このまま逃げおおせることもできるが、あと一回の因縁を残してしまう。
それよりも、この最後の悪因を受けておいて、二度と生まれ変わらぬ世界へ行ったほうがいいであろう。
私は悟りを得ている。心静かに最後の因縁を受け入れいれようではないか。」
そう決心し、妬みを抱く連中の暴力を受けます。
「願わくば、このものたちに暴力の報いが来ませんように・・・。」
と祈りながら。暴力を受けた目連は、なんとか一命を取り留めます。
しかし、重傷であることにはかわりなく、それは虫の息と言う状態でした。
そこで、お釈迦様の元に最後の神通力で戻り、お釈迦様に別れを告げてから、静かに涅槃に入りました。
舎利弗が涅槃にはいって、ほんのしばらくあとのことだったようです。』
http://www5a.biglobe.ne.jp/~houon/butu-bk08.htm