【最終】仏陀は転生(再生誕)を説いた!?【決着】8
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宝珠愚者:
少し余談ですが、私からババジの名を出したので、ここに印象深いエピソードを紹介したいと思います。
【「わたしは、ババジについて、驚くべき出来事を二度目撃したことがある。ある晩、ヴェーダの儀式が行
われていたとき、弟子たちが大きなかがり火を囲んですわっていた。すると大師は、突然1本のあかあかと
燃えたたきぎを取り上げて、傍らにすわっていた一人の弟子の裸の肩を軽く打たれた。
『師よ、何という事を!』同席していたラヒリ・マハサヤが驚いて抗議するように言った。
『お前は、この男が過去のカルマの定めによって、お前の目の前で焼け死ぬのを見るほうがよいか』
ババジはこう言われると、その弟子の焼けただれた肩に癒しの手を置かれた『わたしは今夜、お前を無
残な死の運命から救ってやったのだ。このわずかなやけどを受けたことによって、お前のカルマは果たさ
れたのだ』
またあるときは、ババジを囲むこの聖者たちの一団に、一人の闖(ちん)入者が現れた。彼は、大師のキ
ャンプに近い崖の上の岩棚に、みごとな巧みさでよじ登って来た。
『大師よ、あなたは偉大なババジに違いありません』その男の顔は言いようもない尊敬の念で輝いてい
た『私は、ここ幾月もあなたを捜し求めて、このけわしい岩山をあちこちさまよい歩きました。お願いでござ
います。私をお弟子に加えてくださいませ』
ババジは何も返事をなさらなかった。すると男は、はるか下の岩の裂け目を指して言った『もし受けて入
れていただけなければ、私はここから飛び降りて死んでしまいます。大師の、霊のご指導を受けることがで
きないなら、私はもう生きていても無意味でございます』
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宝珠愚者:2009/02/05(木) 10:49:29 ID:VGGQvV9j
『では、飛び降りるがよい』ババジは冷然とお答えになった『わたしはお前を、今のままでは弟子にするこ
とはできない』
男は崖下めがけて身を投じた。ババジは、ぼう然とこのありさまを見ていた弟子たちに、男の死体を取っ
て来るようにお命じになった。見るも無残な男の死体が運ばれて来ると、大師はその上に手を置きになった。
すると、どうだろう!男はパッと目を開いて、全能の大師の足もとにひれ伏したのだ。
『これでお前は、わたしの弟子になる資格が出来た』ババジは、死からよみがえった弟子をにこやかに
見ながらおっしゃった。『お前は勇敢にも、この厳しい試練に打ち勝った。死は、もう二度とお前を見舞うこ
とはないだろう。今こそお前は、われわれ不滅の仲間の一員になったのだ』こう言われるとババジは、例
によって『デーラ、ダンダ、ウタオ』という出発の合図を口にされた。そして、一行の姿はその山から消えて
しまった」】(「あるヨギの自叙伝」パラマンサ・ヨガナンダ著)
もしも、「外道」とか「無想有情天」だのというのであれば、仏教枠にもこのような驚嘆すべき大覚者が出
現してからにすべきでしょう。