マイトレーヤPART4〜分ち合い

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444宝珠愚者 ◆9XuF3XEACk
---ジドゥ・クリシュナムルティ(Jiddu Krishnamurti)---
 クリシュナムルティは14歳の頃、神智学協会のC・リードビーターによって南インドから見出されま
した。ハイアラキーの覚者によって特別に訓練されたリードビーターの類稀な霊視力は、クリシュナ
ムルティの放つ巨大なオーラを見逃しませんでした。まさにこの少年こそが協会が探していた降臨
したマイトレーヤに間違いないものと確信したのです。ヨーロッパに連れてこられたこの少年は、世
界教師の器としての英才教育を同協会において手厚く受けたのです。
 1911年、協会はクリシュナムルティを世界教師として世界に紹介すべく、「東方の星教団(星の教
団)」なる組織を設立。彼をマイトレーヤとして全面に押し出していく計画でした。ところが、1929年に
彼自身が否定的な発言をとって組織を解散し、協会を脱会したのです。当時の協会における権威
主義的で組織の権威と絶対服従を強いる腐敗が蔓延り、彼もそのことに嫌悪したものと思われます。
 メアリー・ルティエンス著『クリシュナムルティ・実践の時代』などを見れば、彼自身が“プロセス”と
呼んでマイトレーヤが自己において臨在していることを明きらかにしています。
 クレーム氏によれば、クリシュナムルティは4.0段階のイニシエートであり、マイトレーヤの媒体とな
るべく選ばれた候補、数名中の一人でした。事実、彼はマイトレーヤからのオーバーシャドウ(意識
の顕現状態)にありました。1925年の講演の最中では突如、彼の声と表情が変貌してマイトレーヤ
自身として喋り出したことがあったらしい(会場の出席者はおろか、彼自身までが、そのとき喋って
いたのはマイトレーヤ自身そのものだと信じて疑わなかったという)。しかし、マイトレーヤは弟子の
肉体を用いる手法は辞め、初めてご自身自らによる降臨へと計画を変更していきました。