【最終】仏陀は転生(再生誕)を説いた!2【決着】

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55宝珠愚者
>さらに、前スレ88 のときもスルーされてしまいましたが、「障害をもって生まれてきた子は、
>前世において、その子自身、またはその両親の悪業が原因であると断じるのですか?」

 ごめんなさい!無視するつもりではありません。しかし、他の方からの同様な指摘を受けた中で、これ
は繰り返し述べてきたと思います。
 では、もっと正確にいうと、すみませんがそれは100%ではない。中には前世の悪業の報いではなくて、
もっと別の理由があってそういう苦難の中に生まれる場合も在り得るからです。それは分り易くいうと「試
練」というものであり、その人が成長するために必要な体験として課せられた困難苦難という場合がそれ
に該当します。意味は分りますでしょうか?
 しかしながら、もうこのような領域の話になってくると・・仏典からの判断ではどうしても限界がある。我々
のレベルでは個々の事例に対して、つまり、その人のその過去世を見たり確認することができないからで
す。これは仏陀のような境地に達した存在にしかできないのです。
 しかし、まず基本的理解として必要なこととは、業報による因果論と輪廻転生。自分の行為は必ず自分
に返ってくるという基本的な真理についてです。それは死んで済むということではないのです。
 これが自分の行為に対する責任意識に繋がり、人と人との正しい人間関係の形成を生むものなのです。
死んで終わりという発想は、「好きなことした者勝ち!」という地獄の理論(倫理)に他ならないのです。

 「けだし何者の業も滅びることはない。それは必ずもどってきて、(業をつくった)主がそれを受ける。愚
者は罪を犯して、来世にあってはその身に苦しみを受ける。」(スッタニパータ666)