【☆】キリスト教談話室478【☆】

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912中田
しゅかん-しゅぎ ―くわん― 4 【主観主義】
(1)認識や実践上の問題を人間の個人的ないし超個人的主観を基礎にして考え、
主観から独立した真理や価値の客観性を考慮しない立場。
(2)客観的情勢を考慮せずに、自己の主観に基づいて行動したり考えたりする態度。
(3)〔法〕 刑法理論上の一立場。犯罪の原因を行為の主体である犯人の反社会的性格や危険性に求め、
これらを改善して社会をその危険から防衛することを刑法の任務とし、また刑罰は応報ではなく改善・教育であり、目的刑であるとする理論。主観主義刑法理論。

きゃっかん-しゅぎ きやくくわん― 5 【客観主義】
(1)主観に依存しない、普遍妥当的な真理・価値を認め、それを基礎にして認識や行為を考える立場。
(2)客観的な立場をとって、自己の主観的な働きを克服する態度、あるいは不問にする態度。
(3)刑法理論において、犯罪すなわち刑罰の対象は、行為とその実害という外部から認識しうるものであるとする立場。
旧派または古典派刑法論の中心思想をなす。