540 :
ボチボチ ◆oD.zxla8R2 :
夫婦で教会住み込み生活を始めましたが、嫁さんは教科書みたいな天理教しか知りませんでした。
天理教関係者はいろんな癖があり、見本、手本にならない人も沢山いました。
そんな中での住み込み生活に嫁さんは勇みきれず、俺は嫁さんの理解者になりきれず、溝がじわりじわりと広がって行きました。
そんな状態で赤ちゃんが授かりましたが、嫁さんのお腹が異様に大きくなり、羊水過多症と言われました。
その後、子供は出産と同時に助産婦から日赤病院に移され、染色体異常と診断されました。
子供は食道と胃が繋がっておらず、羊水を飲むことが出来ませんでした。
だから嫁さんのお腹が異様に大きくなっていたのです。
医者は私たちに「子供はいきられませんよ。」と尊厳死を伝えましたが、保険医療の関係で、「出生届をするように。」とも伝えられました。
聞きようによりましては非常に残酷な話です。
すぐ亡くなる子供に名前を付けなさいということなんだから…。
身体は亡くなっても魂は育って貰いたい、今度生まれ変わって来たら、一生懸命夫婦で育てさせていただきたい。
そんな思いから「育恵」と命名しました。
541 :
ボチボチ ◆oD.zxla8R2 :2009/05/11(月) 22:08:43 ID:x0OfOxWc
子供を失うことは辛いことで、心を倒しました。
葬儀は上級の会長さんがお世話をして下さいましたが、大教会の先々代の奥さんと葬儀が立て合ってしまいました。
会長さんは俺んちの子供の方を選んで下さいました。
それは、大教会の葬儀を欠席すると言うことでもありました。
そのことで会長さんは「どっちが大事や思ってるんや。」と一部の人から叱られたそうです。
後日、俺はその話を聞いた時、一切弁解しないで謝っていた会長さんに一生食らいついていこう…。と決めたんです。
今日はここまで。