【高橋佳子】宗教法人GLA総合本部【TL人間学】 17

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「それは、真の神様の歴史を成すための、神様が示した方法だ」とG○Aは主張するかもしれません。し‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌
かし、目的が手段を正当化してはいけません。目的が手段を正当化してしまうと、人の尊厳をも無視した‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌
行為さえも可能になってしまいます。その最たる例が、オウム神理教が起こした一連の事件ではなかっ‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌ 
たでしょうか。前述したように、G○Aだけが絶対唯一正しい価値観ではありません。多くの健全な活動を‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌‌ 
行なう宗教団体はたとえ世間の風当たりが厳しくとも自分たちの正体を明らかにして、伝道活動を行なっ
ているのです。そして、たとえ神が指示した方法だと考えるとしても、正体を隠して人々を導くという方法
は、詐欺師や破壊的カルトといった社会的に「悪」だとみなされる人たちが利用している方法で、善行を
望むのであれば用いるべきではないことは明らかです。
私は、誰かが良いと感じているものや信じているものを別の誰かに紹介することは素晴らしいことだと
思います。また、路傍で見知らぬ人に声をかけるでの出会いにも大きな価値があると思います。しかし、
あなたが良いと感じ信じている価値観が、世界中の全ての人にとっても良いものだとは限りません。あな
たがある誰かを救い主だと信じるのは自由ですが、その人は全世界の人々にとっての救い主ではあり
ません。本当に、彼らは全人類のための救世主ではないのです。