【高橋佳子】宗教法人GLA総合本部【TL人間学】 17
私はこの世界は、「同じで違うから素晴らしいんだ」と思っています。
もし私と誰かが、アメーバと人ほどに違っているとしたら、お互いの考えを理解できないでしょう。共通
しているのは、どちらも生きているということぐらいでしょうか。どれだけそれぞれが素晴らしくても、お互
い全く違い理解することができないのであれば、何の価値も見いだせません。しかし、私たちは同じ人間
として、たとえ国籍や人種が違っても、言語など何かしらの手段を通してコミュニケーションをとり、互い
に理解することができます。私たちは、ある部分で共通性を持つから、お互いに価値を見いだせるのです。
また逆に、私と誰かが、その形態や性質や思考といったありとあらゆることにおいて同じなのであれば、
お互いにコミュニケーションを図る必要さえありません。私の考えていることがまったくそのままその人の
考えていることだし、私が持っているものは全てその人も持っていて、私が持っていないものはその人も
持っていないのですから。もしかするとどちらか一方は必要ないかもしれません。しかし、この世の中に
全くの同一人物はいません。たとえ一卵性双生児だとしても、違いはたくさんあるのです。お互いに違い
があり、持っているもの、持っていないものがあるので、私たちはコミュニケーションをとり、その価値を
感じることができるのです。