イスラム@質問箱

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50神も仏も名無しさん
>>46
みゆきの心情の本当のところは知らん。
けれども、たとえばHALF。
この歌は、輪廻や生まれ変わりや前世来世、そういったものが
「本当は無い」という視点で聴いた方がグッとくる。
そういったものがあるとしたら、「いつかは一緒になれる」という希望が設定されてしまう。
HALFに於いて、そうした設定は魅力を減じるものにしかならない。
ただ一度きり、この人生に於いてしか貴方には会えず、
この人生ですれ違ってしまった二人は、二度と結ばれることはない。
決して叶わぬ願いとしても、
世間でよく言われるように、縁があればまた巡り合うと言われるように、
「次に生まれてきた時は、きっと一緒になろうね」と願ってしまう貴方への想い、
絶対にありえないのに、それを願ってしまう。
この切なさこそが、HALFの真髄だと俺は思っている。

仮に、みゆきが宗教がかっていて、詞に輪廻や前世が盛り込まれていたとしても、
全ての歌が、それを肯定する形、存在する形で書かれていると読むのは偏っていると俺は思う。
少なくとも、作品の魅力、テーマを考えた時、
その辺の背景の違いは描き分けられてるんじゃないかと思うのだ。