>>293後半にあげた朝起会会報「倫風」2007年6月号会長先生による巻頭コラム「倫風宏話」“卑怯・卑劣は最大の恥”の続きはこうです。
自分の政治資金管理団体の事務所を、光熱費も水道料金も無料の議員会館に置いていながら、
多額の光熱水費を計上していた大臣もおりました。
それが問題になると、会計責任者が処理したことで自分は知らない、報告すべきことは適切に
報告している、それ以上の内容(光熱水費など)は現行制度では開示する義務はないから
答えない、つまり法律には違反していないと開き直りました。(略)
驚いたのはそれだけではありません。
多くの電力会社が長年にわたって数々の原発事故を隠したことが発覚しました。
誰もが責任を問われたくなかったからです。
またあるプロ野球の球団は、球団社長をはじめ幹部了解のもとに、多額の裏金を
アマチュア選手やその関係者に渡し続けていました。
ルールを破ってでも有望選手を獲得したかったからです。
賞味期限をごまかす食品業者、天下りのために官製談合をして恥じない官僚たち・・・・・。
これらの事件の当事者たちはみな、実は違法行為を犯しているとわかっていたはずです。
とすれば、過ちを認めて責任をとる。
職を汚した以上、職を辞するのが筋道です。
それを他人のせいにし、知らなかったことにし、記憶がないことにして自分を守る。
再発防止に取り組むことが自分の責任のとり方だなどと言って、その地位に居座ろうとする。
まことに卑怯未練な態度です。