つい最近まで、日本で活動している豪ジャーナリスト、ライアン・コネル氏は天職に恵まれて満足
していた。
しかし、先月来彼は日本で最も罵倒される人物となった。各チャットサイトでは、意図的に日本の
イメージを世界に貶めた「低俗なオーストラリア人ジャーナリスト」と非難するビラが溢れかえった。
今回の事件は、非難を浴びている「WaiWai」に5月に掲載されたコラムの1つから沸き起った。
日本の週刊誌の記事を引用したもので、あるレストランでは食材の動物とセックスをしてから食べ
るといった内容だ。
この記事は「mozu」と称するブロガーの目に留まり、怒った彼はブログに書き記した。それは即座
に「2ちゃんねる」でも取り上げられることとなった。過熱気味な保守的傾向が見られる曰くつき
人気巨大掲示板である。
そこでは多くの怒りが爆発して、コネル氏とその家族、毎日新聞およびそのスポンサーに対する
抗議行動に発展し、数百万円の広告スポンサーを降りる会社も出るに至った。
毎日新聞社(世界で4番目の販売量を誇る)は謝罪文を掲載し、当該コラムを閉鎖し担当責任者
たちの処罰とコネル氏には懲戒休職3ヶ月とする旨を明らかにした。
今週、本紙(ジ・エイジ紙)はコネル氏に接触したが、彼はコメントできないとの返答だった。
彼は殺害脅迫を受けていて騒ぎが沈静化するまで自宅でおとなしくしている様に、警察から厳しく
指示されているのだろうと本紙は見ている。
コネル氏は1998年から毎日新聞コラムに書くようになった。世界の英語圏の地域に向けて衝撃
的で有り得ないよう話で情報源も定かではないようなものばかりを日本の猥褻(わいせつ)記事
満載の週刊誌から漁(あさ)っては提供してきた。西欧の読者の人気を集めていたことが日本の
ブロガーたちをさらに激怒させた。「日本は淫らな国」と、世界中で評判になっているのだと彼らは
思っている。
「事実を知らない外人は真に受けるだろ、これ」、「ライアン・コネルはスカトロ愛好者だ。これが
オーストラリア人さ」、「もうオーストラリアに水爆を落としちまえよ」といった非難の書き込みが相次
いだ。 (抜粋)
http://www.theage.com.au/world/japanese-set-the-blogs-on-sleazy-australian-writer-20080704-31w7.html