半可キリスト求道者の隠れ小部屋

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318ロジータ@会社
今日の仕事中に、ふと感じた事。

子供の頃から絵が好きで、中高6年と美術部で、
その後は専門に進学して、なりたかった職業、
グラフィックデザイナーに私はなりました。

丁度就職氷河期世代、そもそもなれるのか?と思っていたので
夢見ていたのはせいぜい札幌の個人事務所なんかで、
地元のファッションデパートの小洒落た仕事なんかしながら
静かに生活して行けたらな。それが専門時代の夢。

それが、どうだ。今では。
東京のデザイン会社に就職し、誰もが見るようなメジャーな仕事。
静かとも違うが、安定感のある、そしてエキサイティングな毎日。
専門時代の夢なぞひとっ飛び、想像もしない高みに来てしまいました。
神様、ここまでしてくれって頼んでませんのに…有り難や。

ふと、故人である友人の言葉が頭をよぎった。
「社会じゃ、やりたい仕事でメシが喰えてる奴のが珍しい。
 やりたくもない勉強や仕事をして、毎日が灰色なんて、
 お前みたいなストレートに夢を叶えた奴には解らない世界だ」

確かに、そう言われれば自分の友人に他に同じような人がいるだろうか。
それっぽいのは数人いるけど、決して多数派ではない。

夢のあった、無かった者、叶えた者、挫折した者。
いったい何処でこの差が生まれるのか。
けして「努力」のみではない事を、勤勉ではない私自身がよく知っている。
たまに、神様に依怙贔屓されているような気分になる。何故だろう。
この人生を通して、私は何を学ぶべきなのでしょうかね…

重ね重ね感謝致します、主よ。私にこの先の道を照らす灯りを。アーメン。