【浄土真宗】妙好人と学ぶ4【信心獲得(決定)】

このエントリーをはてなブックマークに追加
793渡海 難  ◆Fe19/y1.mI
>778
> 蓮師は、「掟が有る」と領解文にしっかりと書きました。
     298さんが推薦している領解文の掟を読んでみよう。原文と僕の解釈を併記します。

 領解文
諸々の雑行・雑修、自力の心をふり捨てて、一心に阿弥陀如来、我等が今度の一大事の後生御
助け候えと頼み申して候。

 極楽浄土往生のためには称名念仏以外はいらない。極楽浄土往生を目的とし、称名念仏以外の
様々なことをしようと思えば、これは愚かなことである。
 極楽浄土往生を目的とし、称名念仏以外の様々なことを選択していこうとする心、我流で分別
判断するそのような自力の心、こういうものは振り捨てようではありませんか。 「阿弥陀如来、
今後の我等を待ち受ける予測を超える困難に対し、どうか援助をください」。そのような祈る思
いを抱き、念仏申す者を救わんというその本願を自分の水先案内、つまり頼みとし、拠り所とし
て念仏をお称えなされませ。

 頼む一念のとき、往生一定・御助け治定と存知、この上の称名は、御恩報謝と喜びもうし候う。

 阿弥陀仏の本願を頼みとし、つまり拠り所とし、本願をしっかりと我が水先案内として南無阿
弥陀仏と称えて行くんだ。これが大事なんだと分かれば、そう分かった瞬間、将来の極楽浄土往
生が確定的に定まる。本願を頼みとし、拠り所として称える念仏の意味が分かったとき、救いが
具体的に確定的に定まる。
 予測を超える困難にあたっても必ず道が開けるだろう。将来の救いが確定する。そのように確
信しようじゃないか。そうすれば、その後は、さらに念仏を重ね、確定に対する御恩報謝の念仏
を称えていこうではありませんか。