>>274は質問者の態度だったか
日蓮信仰の外にいる者の話しだから、内にいる人で誤った点があるなら指摘して欲しい
『立正安国論』
平安時代には神社に祭られている諸天・神は仏教信者で法華経読誦などの功徳を積んだら
個人や国を護ってくれると信じられていた。
しかし立正安国論が書かれた当時、天変地異が続発し、さらに蒙古が攻め込もうとしていた。
日蓮さんは問う、国が乱れているのに、なぜ諸善神は護国もせず、なにもしないのか?
日蓮さんの答えは、仏教信者の諸天は正法が廃れたため日本を捨てたためだというものだった。
仁王経や涅槃経に正法が廃れれば七難が起こると説かれていることが一つの根拠だった。
その正法(彼にとっては法華経)が廃れた理由は法然さんの念仏宗が広まったためで、
だから、国主は法華経に帰依し、念仏宗を一掃して正法を広め、諸天を呼び戻すべきであり、
そうすれば国は安らかになると幕府へうったえた。
というのが論旨
神仏混淆の中世の世界観には合理的だった
しかし、日蓮さんの提案は幕府に無視された
彼の意見を採用すれば念仏・真言宗などから反発を受けることは必至で、
(おそらく挙国一致で蒙古と当たらなければならない時局には危険思想そのものだったからだろう)
幕府は、この危険思想の持ち主を佐渡へ流してしまう
そういう状況で書かれたのが『開目鈔』と『佐渡御書』
諸天は正法を広める自分を護るはずなのに襲撃されたり、
法華経には「現世には安穏にして後善処に生れん」とあるのに弾圧されたのはなぜか?
日蓮さんの門弟からこの疑問を受けたし、自分自身も疑問だった、それに対して開目鈔や佐渡御書は書かれた
そんなに長い文章を打つ気力がない・・・
>>415 今昔物語集などの説話が入手しやすく面白いと思う。
中世鎌倉人の精神生活は佐藤弘夫氏の啓蒙書が面白い。
大聖人の御書は四条金吾宛の御消息が最も理解が得られやすいのではなかろうか。
薬を処方したのも四条金吾。
読めって言っても文句がでるだろうがね。
>>409に付け足すと現世利益はある、が思い通りになるものでもない。
(諸天の加護はこちらが要求・期待するものではなく諸天のほうが決める。信心の厚薄、前世からの宿業等も絡む。)