1 :
神も仏も名無しさん:
アタシの名前は神☆
ここはな〜んにもなくって退屈!
だから、作っちゃったんだ。
天地っていうの?(笑)
アタシの手にかかれば一発だし♪
ガッシボカ!
できた!
うん、なかなかいい天地。水もあってなんかウケるし。
でもなんか暗くてキモイ。
だからキラキラの光でデコっちゃった!!
光と闇を作っちゃうアタシ、まぢ天才♪
アタシのおかげで朝と夜ができたんだよ??
それからソラと海を作ったんだ。ソラとか海とか見るのチョー好きだし。
だけど海ばっかなのもなんかセンスないから大地も作っちゃった。
でもその大地もなんもなかったんだよね・・・アタシのココロみたい。
それで今度は緑でいっぱいにした!ってか緑ってマジ癒されるよね!!
ウ〜ン、でもなんかまだ盛れてないような・・・。
そうだ!!もっとデコればいいんだ!!(←ぉぃ)
太陽と月と星をぷりぷりぷりぷりぷりーんてぃん♪
うっわ、これまじかわいくね!?まじやばい。
秋田
そういうのは、個人のブログでした方がいいのではないでしょうか?
そうした方がずっと記録に残りますし、伝道にもなると思いますが。
3取りー!!!
4 :
神も仏も名無しさん:2008/01/18(金) 04:49:33 ID:aVSrcQ+M
確かに若い連中に伝道したけりゃケータイ小説か萌えアニメ、BLにしたらいい話だわな
5 :
神も仏も名無しさん:2008/01/18(金) 19:12:28 ID:vkyUNFiW
すばらしい 感激しますた
6 :
神も仏も名無しさん:2008/01/18(金) 21:17:56 ID:aVSrcQ+M
マグダラマリアをおしゃれビッチに。
ガイドライン板じゃないと伸びないと思われ。
即刻『なおガ』される可能性もあるが。
>>1はじきに神々からの厳しい罰を受ける事となるだろ
9 :
神も仏も名無しさん:2008/01/19(土) 23:48:09 ID:0vVKVCno
10 :
神も仏も名無しさん:2008/01/20(日) 00:13:36 ID:bivBfhtr
まあ聖書なんてケータイ小説みたいなもんだしな。
11 :
神も仏も名無しさん:2008/01/20(日) 00:18:51 ID:bivBfhtr
キミとキスしたい・・・
キミの愛はまるでしっとりなめらかスイーツ・・・
キミにならレイプされてもいいってカンジ・・・
おねがい、やらせて!!
早く押し倒して!!!
みんなキミと繋がりたがってるの・・・!!!
雅歌な
autumnずに続けて欲しいな。
誰もした事無い試みだな、多分。
13 :
神も仏も名無しさん:2008/01/21(月) 18:02:42 ID:G8c1Hdsu
「はぁ〜い☆マリアたん♪」
「なにその無駄に明るいキャラ…」
「神サマからの伝言ダョ(≧▽≦)キャー☆」
「詳細キボンヌ」
「…できちゃったの」
「キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!」
「(´・ω・`)モチツケ つ旦~」
「ってゅぅかぁ、ァタシ新婚ホャホャだしィ?ぶっちゃけ、まだなんだケドぉ?」
「( ゚д゚)」
「こっち見んな」
「べ、別に私が言ったんじゃないわよ! かっ神サマが言ったんだからねッ!」
「だから何でツンデレなのかと小一時間(ry」
「って訳で、じゃあね〜♪」
「ちょwww逃げんなwwwwww」
『受胎告知』
14 :
神も仏も名無しさん:2008/01/22(火) 02:27:17 ID:RFZ8yYf0
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
>>12 前に小説「聖書」ってあったやん
でも
>>13みたいに色々脚色すると面白いなw
16 :
神も仏も名無しさん:2008/01/23(水) 19:46:29 ID:MZh2KTvK
良スレage
17 :
神も仏も名無しさん:2008/01/24(木) 06:57:37 ID:8z4urf7z
作家募集age
18 :
13:2008/01/24(木) 23:52:13 ID:JibGOOPX
・わたし以外のヤツに色目なんか使ったら、マジ殺すわよ
・写真持ち歩くとかそーゆーのやめてよね! その…恥ずかしいから////
・あんまり気安く名前呼ばないでよねッ!
・デートは最低でも週一回!
・…親孝行できるのは、今のうちだけよ……
・「殺すぞ」とかやめてよね? そんなコト言って良いのはわたしだけなんだからね!
・エッチなコトしちゃダメよ! したいならわたしに…あ、いや何でもないわよ?!
・人のモノ盗っちゃダメよ? つーかみんなわたしのモノなんだし?
・もし、嘘なんかついたら…わかってるよね?
・わたしというものがありながら、他の人のモノが欲しいなんて…ぶっちゃけありえないわよねぇ〜?
「…………」
『十戒』
19 :
神も仏も名無しさん:2008/01/25(金) 08:20:45 ID:bb4TSGSo
オタ向けラノベとケータイ小説は違うぞwwww
20 :
神も仏も名無しさん:2008/01/25(金) 17:50:02 ID:5F2Bo+BF
この際どっちでもいいよ
21 :
マッスル小枝:2008/01/25(金) 22:56:00 ID:g9m2s41X
阿含宗桐山教祖の逮捕歴
昭和二十七年八月十六日 詐欺容疑、契約違反の容疑で逮捕
警視庁西新井署
十二月手形詐欺容疑で逮捕
千葉県松戸署
二十八年八月 酒税法違反 私文書偽造容疑 逮捕
警視庁防犯課
二十九年 三月酒税法違反 私文書偽造に対する第一審判決
五月入所
十月東京高裁酒税法と私文書偽造により有罪
22 :
神も仏も名無しさん:2008/01/28(月) 03:16:47 ID:BJCJ0P4Z
面白すぎるwwww聖書読む気になってくるわ
23 :
神も仏も名無しさん:2008/01/28(月) 10:17:36 ID:cO8wlv3l
>>1 よし! だいぶサマになったね☆六日も休み無しだったから疲れちゃったな〜
・・・そうだ! 七日めはお休みにしちゃおうっと♪頑張った自分へのご褒美(笑)ってヤツ?
みんなその日は、ちゃんとアタシに感謝しなさいよね☆
後の安息日である。
24 :
神も仏も名無しさん:2008/01/30(水) 21:25:35 ID:uihSaEVL
ガッシ!ボカ! アーメン(笑)
25 :
神も仏も名無しさん:2008/01/31(木) 12:22:40 ID:Lc85j/7/
スゴイわかりやすい。
やったら、リバイバル来るんじゃん?
26 :
神も仏も名無しさん:2008/01/31(木) 16:41:20 ID:qdNcDARo
求めるだけでいい。
それだけで。
たったそれだけで。
アタシには与えられるんだ。
ゆるぎないありのままの自分を信じて・・・・。
27 :
いえす物語:2008/01/31(木) 17:17:13 ID:zcsSz2ye
いえす物語その1
昔々、ぴらと村というところに、いえすさんという大工さんがいました。
彼は「ためになるお話」が上手でした。
困っている人や、迷っている人、悩んでいる人に、いろんなアドバイスをしてあげました。
たとえ話をたくさん使って、それも麦の種や畑、お酒と革袋など身近なものを引用して、
誰にでもわかるように易しくお話してくれたのです。
いえすさんの噂は徐々に広まり、遠方からわざわざ話を聞きに来る人もいました。
でも大工の仕事もあったので、いえすさんは日や場所を決めて、一度に大勢の人にお話をしたり、悩み相談に乗ってあげることにしました。
それを聞いて感謝した人は、いえすさんにお礼のお金を支払ったり、お土産を持ってきたりするようになりました。
そんなことをしているうちに、大工の仕事よりも、お話をするほうが収入がよくなったので、
いつの間にか大工の仕事はしなくなっていました。
だからいえすさんは自分からいろんな場所に出向いてお話をするようになりました。
またいえすさんの弟子志願の人たちがお話をする場所や日程調整、テーマの設定なんかをしてくれるので、
いえすさんも安心してお話することであちこち泊まり歩いたり、
食べ物を貰ったりして暮らすことができたのでした。
28 :
いえす物語:2008/01/31(木) 17:19:40 ID:zcsSz2ye
いえす物語その2
でも、あんまり大勢の人が彼の話を聞き、多くの人が彼の言うとおりにするので、
本来そういう役割を担う筈の、町内会のおじさん達は面白くありませんでした。
そこでおじさん達は村長さんにちくりに行きました。
「ぴらと村長、あのいえすって男は、きっとそのうち村長の座を乗っ取る気でいるんですよ。
今のうちに死刑にしちゃいましょ」
ぴらと村長は、実はこの村の出ではないので、町内会のおじさん達を敵にまわしたくありません。
でも村人たちの反感も買いたくありません。
そこでぴらと村長はいいことを思いつきます。
「そのいえすって男、ここの出身と違うやんな?
確かへろで村の出やろ?そんならへろで村の村長に何とかしてもろたらどうやろか?」
そこで町内会のおじさん達は、いえすさんをムリヤリへろで村へ連れて行きます。
へろで村にもいえすさんの噂は届いていて、実はへろで村長さんもいえすさんに会いたかったのです。
へろで村に連れて来られたいえすさんに、へろで村長は言います。
「ねえ、君ってなんか奇跡とか起こせるらしいじゃん?
怪我人治したりとか、病気治したりとかさ。それ、ここでやって見せてくんない?」
そんなことを言われても困ります。いえすさんはお話をしていただけです。
それで気持ちが楽になったことで病気が軽くなったり、怪我を治すことに前向きになった人がいたりはしましたが。
多分そのことが大袈裟になって伝わったんでしょう。
いえすさんは、なんと答えて良いのかわからなくて、黙っていました。
するとシカトこかれたと思ったへろで村長は、
ムカついたもんでさっさといえすさんを追い返してしまいました。
29 :
いえす物語:2008/01/31(木) 17:23:19 ID:zcsSz2ye
いえす物語その3
戻ってきちゃったいえすさんを、今度こそ亡き者にしたい町内会おじさん連合は、
早速ぴらと村長に
「ほら、いえすが戻って来ましたよ。今度こそ村長の座を奪う気ですよ。
さっさと死刑にしましょうよ」と促します。
ぴらと村長は困ります。
「う〜ん、死刑はやりすぎなんと違う?
それに本当にこの村を乗っ取るつもりなのかどうかもわからへんし・・・
とりあえずソイツ連れて来てくれへん?」
連れて来られたいえすさんは何のことやらわかりません。
ぴらと村長の質問に素直に答えます。
「えっと、アンタがいえす?あんな、アンタ‘俺は王様やで’とか
‘ボク村長より偉いねんで’」とか言うてるらしいけどホンマ?」
「いや、ボクの言ってる王国ってのは天国のことですよ?」
「なんか他にもいろいろ悪いことやってるらしいやん?」
(何の話かわかんないから黙っとこ)
いえすさん絶体絶命!彼はどうなってしまうのでしょう?
30 :
いえす物語:2008/01/31(木) 17:25:49 ID:zcsSz2ye
いえす物語その4
「あ〜、いえすって男、別に乗っ取りも何も考えてへんみたいやで?
言うてることはようわからへんけど」
「いや、死刑にしましょう!死刑!」
「う〜ん、まぁ自分を王様とか言うてるし、偉そうにすなってことで鞭打ち刑で手ぇ打たへん?」
「では鞭打ちの上に死刑!」
「いや、そういう意味とちゃうねんけど・・・まぁとりあえず鞭打ったって」
そんなこんなでいえすさんは血がいっぱい出るほどひどく鞭で打たれてしまうのでした。
そんないえすさんを、ぴらと村長は町内会のおじさん達に見せて
「ほらな、こんなにフラフラになっとるやん、もうええやん」
「駄目です!死刑です!」
「・・・・・・それは、君ら町内会の意思やな?村長である俺の意見とちゃうよな?」
「死刑!死刑!」「死刑!死刑!」
「・・・・ほんなら死刑ってことで。
でもな、もっかい言うとくで?俺は、死刑に反対したからな?
君ら町内会が、死刑にしたがったから、死刑にすんねん。
そのへん間違わんといてな?」
念押しをして、責任逃れをするぴらと村長でありました。
そういうわけで、いえすさんは当時の死刑の方法である
「十字架ハリツケ」になって死刑にされてしまったのです。
おしまい。
31 :
いえす物語:2008/01/31(木) 17:32:32 ID:zcsSz2ye
いえす物語・後日談
いえすさんをあれだけ持ち上げたくせに、自分の身可愛さに、
誰も助けに行かなかった弟子たちは、さすがに良心が咎めて、彼が主人公の本を書きます。
「いえすさんはホントは奇跡をいっぱい起こしたんです。
神の子なんです。死刑になったけど生き返ったんです。
助けに行かなかったけど、それはいえすさんが、
私は死んで3日後に蘇るとか言ったからなんです」
いろいろ脚色すると、いえすさんはいつの間にか本の中でなんかスゴイ人になってました。
これがまたイロイロ書き加えられたり削除されたりを繰り返し、
今の「またいバージョン」とか「るかバージョン」とかになっていったのでした。
32 :
いえす物語:2008/01/31(木) 17:38:05 ID:zcsSz2ye
いえす物語製作現場
「実際のとこ、いえすサンを町内会に売ったの誰?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「あのさ」
「何」
「結構前だけど、首つって自殺した奴いたじゃん、なんか暗〜いやつ」
「ゆだ?あいつオマエが虐めて自殺に追い込んだんだろ」
「そ、そんなことないって。何もしてないって、それよりコイツのほうが」
「イジメとかもうどうでもいいだろ、昔のことだしあんま覚えてねぇしよ」
「んで?そのゆだって奴がどうしたのよ?」
「アイツがいえすサンを売ったことにしねえ?」
「うわ、ひど」
「いいじゃん、本人居ねーしよ。そんで、その罪の意識で首つったってことにすんのよ」
「そんならアイツも弟子の一人だったってことになるじゃん」
「お?そうすると俺らも合わせて12人になるぜ。12使徒ってなんかカッコよくね?」
「おーすげー!オメ天才!」
「おっしゃ、そんなら俺ら、これから12使徒ってことで」
33 :
いえす物語:2008/01/31(木) 17:44:11 ID:zcsSz2ye
いえす物語製作修羅場
「でもさ、やっぱゆだ可哀想じゃん?もちっと活躍の場、やってもよくね?」
「うーん、裏切ったけど、罪の意識に苛まれてお金は返すってことにして」
「その裏切りの場面はどうするよ。俺らいっつも勢ぞろいしてるじゃん」
「ん〜、ゆだが、町内会となんか合図決めといたとか」
「合図ね〜、どんな合図がわかりやすいかな〜」
「セックスが良い!風紀を乱しましたってことでわかりやすいし!演出効果抜群!」
「腐女子は黙っとれ」
「何よいいじゃない。ゆだは、実はいえすサンのこと好きだったのよ。
でもそれをどうしても言えなかったのよ。もう殺したいくらいに愛していたのよ。
それで身を切り刻まれる思いで、町内会に密告したのよ!報われない愛の末に、彼は裏切りの道を選んでしまったのよ!
でも最後にHしたかったのよ!せめて体だけでもつなげて、ぎゅってして、それで最後の夜に想いを遂げて、それで決別するのよ!
そして自分も後を追うのよ!お金なんか関係なかったのよ!」
「腐女子すげーな・・・」
「でも却下。別の章でホモ禁じてるだろ」
「えーっ!それじゃキス!キスだけでも!」
「・・・・わかった。‘ゆだは言った、私が接吻した相手がいえすです。それを合図にしたゆだは、最後の日、彼は合図として、いえすに接吻したのであった’こうするぞ?」
「うん、それならどこにキスしたかわからんし」
「あとは読み手が判断するだろ。手でも足でもキスはキスだしな」
「え〜つまんな〜い。唇にして。舌からめて見つめ合って。そうやって愛してるってことをいえすサンに伝えるの。あたし書くから」
「却下。書くなら別の本に書け」
「ええ〜〜!書かせて〜〜っ!」
「駄目っ!却下っ!!」
「接吻って表現までは妥協したんだからそれで我慢しとけっ!!」
「え〜ん・・・・・」
こうして聖書やおいバージョンは歴史の彼方に追いやられた。
後日、日本という東の果てで蘇り、ひっそり販売されていることなど、ローマ法王は知るよしもなかった。
34 :
神も仏も名無しさん:2008/02/05(火) 00:24:22 ID:WMzRqNGi
カプチーノ吹いたwwwwwwwwwwww
35 :
神も仏も名無しさん:2008/02/06(水) 17:29:32 ID:EHtEaqcd
「あ…ね、ねぇサタンちゃん」
「は〜い♪なんですかぁ?」
「あの…わ…私ね、キリストくんが本当に…私のことだけ見てくれてるのか…その…ちょっと……不安で…
でっ…でねサタンちゃん、彼の…ほんとの気持ち…確かめたくて…」
「わっかりましたぁ! まかせてくださいです〜♪」
「…うん、ありがとう」
†
「来いって言うから来たけど…なんだかお腹減ったなぁ」
「ねぇねぇキリストさぁ〜ん!」
「ちょ! 何いきなり…」
「おなかぺこぺこなんですかぁ?」
「(人の話を聞けよな…)うん。もう四十日間なにも食べてないから」
36 :
神も仏も名無しさん:2008/02/06(水) 17:30:51 ID:EHtEaqcd
「それじゃあ、このいしに“ぱんになれ〜”ってめいれいすればいいんですぅ♪
わたしあったまい〜☆」
「大丈夫だよ。僕はパンだけ食べてる訳じゃないから。 …神様がいるから、さ」
「うにゅ〜…それじゃそれじゃ、こっちにきてください♪」
「(…何なんだこの子)」
「…高い所だね」
「ここからとびおりてみてくださぁい♪」
「はい?」
「かみさまがちゃ〜んとたすけてくれますから、けがなんかしませんよぅ?」
「僕に神様を試せって言うのか!? 君には悪いが、そんな事はとてもできない」
37 :
神も仏も名無しさん:2008/02/06(水) 17:32:15 ID:EHtEaqcd
「むー! じゃあこんどはこっちですぅ!」
「……(だから何がしたいんだこの子)」
「うわわぁ〜! い〜っぱいくにがありますねぇ〜☆ かぞえきれませぇん♪」
「そうだね…で、今度は何?」
「ここからみえるくにぜ〜んぶのおうさまになりませんかぁ?」
「…いやもう訳判らないし」
「ほしいひといたらあげてもいいよ〜、ってかみさまもいってましたしぃ〜♪
わたしにお・ね・が・い☆してくれたら、ぜん〜ぶあげちゃいますよぉ♪」
38 :
神も仏も名無しさん:2008/02/06(水) 19:31:26 ID:EHtEaqcd
「…いらないよ」
「ふみゅ?」
「これは神様の持ち物だ。僕の持ち物じゃないし、王になんてならなくていい
…僕には、神様がいるからね。他にはなんにもいらないんだ」
†
「キリストくん…わ、私…嬉しい……
サタンちゃん、ほんとにありがとうね!」
「えへへ〜♪」
『キリスト、誘惑を受ける』
(マタイによる福音書 4.1‐11)
※連投規制のばかぁ・゚・(ノД`)・゚・
40 :
神も仏も名無しさん:2008/02/10(日) 04:21:36 ID:a4Kr1UYU
フィリピンのカトリック司教会議は、携帯電話向けのアニメで聖書の言葉を伝える「アニメバイブル」の配信を始めた。
聖書を読まなくなったフィリピンの若い世代を狙ったもので、
政治・社会に大きな影響力を持つカトリック教会の危機感の表れともいえそうだ。
フィリピンは国民の85%がカトリック教徒。しかし2006年の調査で、
聖書を読まない信者は若者を中心に60%に上ることが分かり、
司教会議は「憂慮すべき状況」だとして対策を検討していた。
そんな中、マニラでアニメ制作の会社を経営する河本明さん(47)が携帯配信の「アニメバイブル」を提案。教会側は飛び付いた。
登録すると、聖書の一節がキリストやその使徒らを描いたアニメとともに週に1度、配信される。
10代の若者らをターゲットに、キリストらをかわいらしく描いた「ちびキャラ」版が近く始まる予定で、
教会側は「友達同士で回してキリストを携帯の友にしてほしい」と期待をかける。
河本さんによると、プロテスタント教会からも聖書を題材にしたオンラインゲーム制作の依頼があったといい、
聖書離れへの宗教界の焦燥感が高まっているようだ。(共同)
http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080209/asi0802091941001-n1.htm >>1は河本明さん(47)ですか???
42 :
神も仏も名無しさん:2008/02/13(水) 15:27:42 ID:2BFoPxhv
保守&新作期待age
43 :
cho-uketa:2008/02/13(水) 18:05:45 ID:RjAqO6fg
cho-uketa
44 :
神も仏も名無しさん:2008/02/14(木) 01:36:03 ID:GeZmC61W
なんつー布教・・・
でも萌え要素をつけるだけであいつら本当に金おとしまくるからなあ。
コミケ進出の日も近い?w
フィギュアとかも売れそうだなw
46 :
神も仏も名無しさん:2008/02/14(木) 19:22:25 ID:QPlyPIkJ
そだねー、エヴァンゲリオンで使徒を萌えフィギュアにして、それで売れてるぐらいだから、
十二使徒を全員シスプリふうの女の子設定にしてハーレム状態なイエスキリストのコミック出したら
・・・・
ローマからいかづちが降って来るかも。
47 :
神も仏も名無しさん:2008/02/14(木) 19:34:51 ID:QPlyPIkJ
「きりしタン」くらい、もう居るんじゃないかとググってみたら・・・
2ちゃんねるのサイトばっかり引っかかりましたよっ、と。
48 :
神も仏も名無しさん:2008/02/15(金) 00:08:42 ID:96kc1pYa
カトリくんとプロテスたんはどっかのスレで見たキガス
49 :
神も仏も名無しさん:2008/02/17(日) 14:04:20 ID:xQEfAUoa
>>40の画像には引いた。
フィリピン人はあーいうのに萌えるの?
それとも下手に萌えさせないためにあえてああいうキャラクターにしたの?
50 :
神も仏も名無しさん:2008/02/18(月) 03:15:41 ID:33MLAHOv
完全に麻原ですね
目は大事なのに、わかってないなあ
51 :
神も仏も名無しさん:2008/02/18(月) 12:22:09 ID:1IP9d370
麻原だよな?
頭と体のバランスも、異様でかわいくない。
>>40 点線上の「アニメバイブル」をクリック。
画像検索 67件 すべて見る をクリック。
(゚Д゚) ・・・・・
53 :
神も仏も名無しさん:2008/02/18(月) 16:36:38 ID:33MLAHOv
(゚Д゚) ・・・・・
55 :
神も仏も名無しさん:2008/02/20(水) 19:30:12 ID:4Z8m2KJA
56 :
神も仏も名無しさん:2008/02/24(日) 08:21:42 ID:GDfG/LP7
>>54 別にレベル高くない。
そのへんのケータイ小説のセオリー「超不幸」と「セックス」が出てくるだけの恋愛話。
全部読むのに5分とかからなかったけど、その5分も無駄にしたという読後感。終わり。
57 :
神も仏も名無しさん:2008/02/25(月) 22:00:02 ID:MFmRiWvX
58 :
神も仏も名無しさん:2008/02/25(月) 22:03:10 ID:At0pLUZ7
ブッダはリアリティーがあるからマンガになるが
キリストは架空だろ
59 :
神も仏も名無しさん:2008/03/01(土) 15:53:49 ID:o16QJsuY
>>54 アレで終りなんだ。あれは話の始まりだろうと思ったんですが。
読後感は「へー」。
>>1の方が面白いよ
なんとなく思ったんだが、旧約聖書の登場人物が2ちゃんねらーだったとしたら
VIPPER並みの糞スレ立てまくっていたような気がする
「ムカつく弟をぬっコロす方法について」
「妹とセクースしたくてたまりません」
「部下の女房の入浴姿をタシーロしてたんだけどwwww」
「姉妹でオヤジを逆レイープしちゃいますたwww」
「漏れ預言者だけどさ糞ガキどもがハゲハゲ言うんで呪殺してやったwww」
62 :
神も仏も名無しさん:2008/03/06(木) 11:26:20 ID:QPI9lMt0
「おーい、隣のバカ家族が箱舟つくりはじめたぞー」
63 :
神も仏も名無しさん:2008/03/07(金) 06:38:14 ID:Zyv+Uk6P BE:349117834-2BP(280)
>>1 お前の家にソドムとゴモラを滅ぼした火の玉を送るよう手配したから
せいぜいガクブルしながら待っとけw
64 :
神も仏も名無しさん:2008/03/07(金) 20:10:58 ID:91Zq0GV8
>>41 種族はイスラエル12支族だな。
聖書どおりにやるとユダ族が圧倒的に有利だが。
65 :
神も仏も名無しさん:2008/03/08(土) 13:40:15 ID:HVxdTMek
>>64 シメオン族で12支族統一するのが上級者。
保守
67 :
神も仏も名無しさん:2008/03/14(金) 20:47:12 ID:mNqI3ciH
68 :
神も仏も名無しさん:2008/04/06(日) 21:30:41 ID:f3YMC6bf
娼婦のふりして義父とやっちゃいますたwwww
酔っ払ったオヤジがチンコ丸出しで寝てるのを実況!
【ウホッ】 ソ ド ム 【アッー!】
うちのイケメソ奴隷食っちゃおうとしたら抵抗されたんで濡れ衣着せてやったわ
この掲示板の怖いところは管理人の聖なる四文字が本気で怒ると命ごと街こと
あぼーん処理されちゃうところだけどな
70 :
神も仏も名無しさん:2008/04/21(月) 20:07:28 ID:a5t4cjw6
いつの間にか「聖書の世界に2ちゃんがあったら」スレに変わっとるwww
13ワロタ
・∧__∧
(′・ω・`)つ
|・・・|
| |
∪――∪
あくまでも悪いのは乱暴な兄貴とぼんやりとした親父。
遠い親戚のところで下働きせざるおえなくなったボキタンカワイソス。
とあくまで自分は被害者というスタンスで悩み相談の書き込みをして、マザコン乙とたたかれまくるヤコブ。
73 :
神も仏も名無しさん:2008/05/02(金) 01:02:15 ID:AVoWWlQI
「そんな...マリ....どうして....」
「ジョゼ、お願い、わたしの話を聞いて わたしはあなたを裏切ってなんかいないわ」
「君だって僕の気持ちをわかってはずじゃないか こんなこと...ありえないよ」
「わたしだってどうしたらいいかわからないの 怖くてたまらないの...お願い
わたしを一人にしないで...」
マリの瞳が真っ直ぐに僕を見つめていることはわかっていた そう、いつだって
彼女が大切なことを告げるときには、目をそらせたりなんかしない きっと僕を
見つめる彼女の目には今にもこぼれ落ちそうなくらいに涙が溢れているだろう...
「ごめん....ムリだよ.....別れよう.....」
頭の中が真っ白になっていて、自分でも何を言ったのかがよくわからなかった
別れる、なんてことを僕が言うはずがない 僕ら二人に限ってそんなことはある
はずがない 僕の気持ちとはうらはらに、言葉が口を憑いて出てしまっただけだ!
「マリ、待って...今のは違うんだ...!!!」
僕はそこで目を覚ました なんとも嫌な汗をかいている でも夢だったことで少し
だけほっとした そう、ほんの少しだけ早まらなくてよかった...
マリから話しを聞いて、しばらく一人で考えることにしたのだった 冷静になる
ために マリの身に起きたことを正確に受け止めるために明後日まで猶予を取る
ことにしたのだ
「マリ...君にいったい何があったんだ....僕はどうしたらいいんだ?」
74 :
神も仏も名無しさん:2008/05/02(金) 03:30:56 ID:AVoWWlQI
「やぁ、エリザ、今日は何かね?」
「ええ、オリーブ油とナツメヤシ、あと山鳩一つがいもお願い」
「捧げ物かい?それなら今日はとびきりいいのがあるよ お前さん用にとっておいたよ」
「まぁ嬉しいわ、ありがとう」
「エリザおばさん、こんにちは」
「あらエディ、こんにちは お使いに来ているの?」
「ううん、ママと一緒だよ」
「こんにちはエリザ この子ったら毎日あなたの家に遊びに行くって言うのよ」
「だって、おばさんの作るハルヴァはすごくおいしいんだもん 明日も行っていい?」
「エディ、そんなにいつもエリザの所に行ったら迷惑になるわ」
「いいのよ、うちには子どもがいないからエディが来てくれるとわたしも嬉しいわ」
「ほんとう?やったぁ、じゃあ明日行くね」
「ええ、いいわ」
75 :
神も仏も名無しさん:2008/05/03(土) 00:47:12 ID:EeQNxpQj
ザカリヤが目を覚まして寝室から出てくると、テーブルの上には朝食の用意が
あらかた整っていた エリザは鉢植えのクミンに水をやりながら、窓の外の町
並みを眺めていた 通りを駆けて行く子どもたちのはしゃぎ声が聞こえた
「おはよう、エリザ」
「ええ...」
「どうかしたかい?なんだか浮かない顔をしたりして」
「ううん、なんでもないわ それより朝食にしましょう あなた今日から神殿の
お務めでしょう?」
「......」
「ゼカリヤ、聞こえてる?私も今日は忙しいのよ エディが来るのでハルヴァも作ら
なきゃいけないから 夕方までに準備が全部間に合うかしら?」
「やっぱり君は...」
「それはもう言わない約束よ、仕方のないことだわ」
「すまん、そうだったね....さぁ、君も席に着こう」
ゼカリヤは食事の祈りを捧げると、パンを裂いて手渡した
ユダヤの王ヘロデの時代に、神殿の祭司職は週交代の当番制になっていて、アビヤ
の組のザカリヤはくじを引いた結果、香をたくことを仰せつかった
くじ引きによる任命は神に選ばれた者だけが許される神聖な務めであった
彼は神殿に入って民の祈りを捧げるために香壇で煙を立ち昇らせた
「アブラハム、イサク、ヤコブの神、私たちの主よイスラエルの民を祝福して下さい
ローマの圧制より助け出して下さい....私たちの国を治めるユダヤの王を、約束さ
れたメシアをお与え下さい....」「.....民のために公平な裁きを行う真の大祭司を、
あなたの御心に適う預言者を遣わして下さい....不正を行わず貧しい者を虐げること
のない羊飼いを立てて下さい.....」「.....なぜ、いつまでも、私たちを忘れておら
れるのですか 私たちを長い間、捨てられるのですか....」「主よ御顔を隠さず顧みて下
さい 私の願いを聞き入れて下さい.....」
76 :
神も仏も名無しさん:2008/05/04(日) 11:16:56 ID:MeClF8eP
わかりやすいなあ
77 :
神も仏も名無しさん:2008/05/04(日) 19:04:00 ID:56emwbeq
日が傾きかけるより少し前、エディはエリザの家に向かうため町の広場を抜けて、
両脇に家の壁が続く細長い石畳の道を駆けていた
少し行った先の路地裏からなにやら人が罵る声と物騒な物音が聞こえてきた
恐る恐る近づいて塀の陰に身を隠したまま様子を窺うと、数人の男達に囲まれて
人が地面に横たわっており、その傍で女が一人泣いているのが見えた
「待ってください....彼女と私は.....」
「まだわからぬか!この恥知らずめッ!!我々の家系は代々祭司職を受け継いで来た
のだ お前のような卑しい身分の者に我が妹を嫁がせるわけにはいかない 勝手な
ことをさせるものか!!」
「お兄様、止めて下さい...私はもうこの人とこころに決めたのです...」
「黙れッ!!お前の婚約者は既に決まっておる このことについては父上もお認めに
なったことだ この者はお前に相応しくない......コイツ、まだ懲りないのか!!」
どうやら女の兄が仲間と共に二人の恋仲を力づくで引き離そうとしているらしい
すでに相手の男は何発か殴られたようだ 頬は腫れ鼻血を垂らしていた
「大変だ、誰かに知らせなくちゃ」
78 :
神も仏も名無しさん:2008/05/04(日) 19:06:46 ID:56emwbeq
エディが急いで広場に続く大通りに出ると、丁度そこへ祭司の一人が歩いて来た
「祭司様、男の人が殴られて怪我をしています 助けてあげて下さい」
「すまんがわしは今急いでおるんじゃ、これから神殿で大事な用があるもんでな」
「でも...」
「神殿は聖い所じゃ、汚れに近づくことは出来んのじゃよ...わかるかな?坊や...
他をあたってごらん、きっと見つかる...」
「...うん...」
エディは仕方無しに通りを見渡すと三人のローマ兵を見つけた でも彼らに来てくれる
よう声をかけるべきか少し迷った 彼らはイスラエルを守るために来たと言うが、
本当は侵略者なんだと大人たちは皆言っていた だからエディもローマ兵のことは
好きじゃなかったし、なにより大きな剣や槍を持ったその格好が恐ろしかった
「(でも...急がないと....)あのぅ...向こうで喧嘩してるんです 止めてください」
「なんだぁ?ユダヤのガキか くだらん奴らのいざこざなんて関わるもんじゃねぇ」
「そうだ、いちいちそんなことには付き合っておれんよ 放っておけ 俺達はローマ
人だ 違うか?」「....ですが、私たちはここの治安を守るためにいるのですから」
「新米の癖に俺達に説教か まぁいい、お前もいずれ解る 行きたきゃ一人で行って
きな せいぜい頑張れ、俺達は先に帰ってるからワハハハハ」
エディは若い新兵を連れて路地裏まで戻った
「ここは私に任せて、君はもう行きなさい....さぁ、お前達そこまでにするんだ
さもないと騒乱罪で連れて行くことになるぞ」
「クソッ、邪魔しやがって、ローマの犬が!!.....いいか、今後二度と妹に近づく
な もし見かけたら姦通罪で訴えてやるからな 律法は我々の味方だ覚えておけ!」
79 :
神も仏も名無しさん:2008/05/04(日) 20:11:57 ID:56emwbeq
「あらエディ、遅かったじゃないの もうお茶の用意ができてるわ こっちへいらっ
しゃい」
「うん、もっと早く来たかったんだけど...」
エディはここに来る途中で起きたことを全部エリザに話して聞かせた
「そう、それは大変だったわね」
「ねぇ、おばさん.....僕、前からずっと知りたいことがあるんだ...」
「何かしら?」
「パパやママは、そんなこと人前で言ったらいけません、て言うんだけどね」
「そうなの?おばさんには答えられないことかしら?」
「わからない.....わからないけど『誰か』にはちゃんと答えて欲しいんだ....」
「うふふ、可笑しな子、言ってごらんなさいよ」
それでもエディはエリザの顔色を窺いつつためらっているようなので、彼女は
にっこりと微笑んでみせた 彼は思い切って顔を真っ直ぐに向けてこう言った
「イスラエルの神様は本当に僕たちの味方なの?」
80 :
sage:2008/05/06(火) 18:10:04 ID:/nGgbeh/
エリザがちょっと困ったような顔をしたので、エディはやっぱり言わなければ良かっ
たと後悔した
「ねぇ、エディ....わたしたちのご先祖さまは、神様が祝福して下さるという言葉を
信じたからこの土地に移って来れたんだわ でも、神様を信頼して約束を待ち続ける
というのはとても難しいことなのよ この地上でほんのわずかな間しか生きられない
わたしたちには、神様の永遠のご計画を知ることができないからなんだわ」
「それじゃあどうして僕たちは死ななければいけないのに、いつ実現するかも分から
ない約束を信じなければいけないの?」
「それは違うわ 神様が祝福を約束して下さったから、信じて待ち望むことができる
の 限りある命を悲しみに終わらせることがないように、『よき知らせ』を下さった
のよ」
「でも、約束が果たされる保証がなければやっぱり不安だよ....」
「約束を信じることができないのは、既に手にした事実に留まろうとして約束された
祝福の大きさに対して盲目だからじゃないかしら? 信じた人は約束が果たされるま
で待つことを恐れないわ なぜなら信じるとはまだ手に入れていないものを求めることなんです
なんだから」
「エリザはどうして神様の約束が『よき知らせ』だとわかるの?」
「ええ、そうね.....それはきっと....『喜び』に満たされるからだわ.....」
「私の....願い.....私たちの.....」
ザカリヤがこう口にした瞬間、彼は目を開け、口に手をあてた
「(私は今、何を祈っただろうか?)」
彼は、彼と同じイスラエルの民の祈りを捧げるためにここにいるのであった
民の代表者として神に芳しい香りを上らせるために.....
「(なんということだ....確かに今、私とエリザのために祈っていた....それもなん
て愚かなことを....)」
彼は立場をわきまえなかった己を恥じ、気を取り直して改めて祈りを捧げようとした
そのとき、香壇の右手に力在る気配を感じた
「(誰かに見られている!聞かれたか....?まさか、ここにいるのは私だけのはずだ)」
息を殺してゆっくりと顔を上げると、そこに主の使いが立っていた
「(殺される!!!)」
ザカリヤは恐怖のあまり後ろに飛び退いたものの、それ以上は逃げようにも身動き
がとれなくなってしまった
御使いは彼に向かって言った
「こわがることはないザカリヤ、あなたの願いが聞かれたのです あなたの妻エリザ
は男の子を産みます 名をジャンとつけなさい 彼こそエリーの霊と力で主の前ぶれ
となって主の道を用意し、整えられた民を主のために用意するのです」
「(主の使いはいったい何を言っているのだ.....?私たちに子どもが.....?
確かに私は子どもを授かりたいと思っている エリザと出会ったときから子どもに
恵まれた温かい家庭を築くことを夢見てきた エリザに抱かれて眠る我が子の姿を
何度見たいと願ったことだろう 世の母親に与えられることがなぜエリザには許さ
れないのか、私は何度も主に問うてきたではないか 祝福を望む者になぜ災いがも
たらされるのか、主に憐れみを乞う者の願いをなぜ退けられるのか 初めのころよ
りずっと訴え続けてきた にもかかわらずこれまで主は私たちの願いを聞き入れて
下さることはなかった 過去を振り返るならば、私たちの祈りに対して主が十分な
答えをお示しになったことはあきらかだ だからこそ私とエリザは主が整えて下さ
ったこれまでの道を祝福として甘んじて受け入れ、主に仕えることを生涯の喜びと
して今日まで来れたのに あなたの言葉も今となっては何の慰めになるだろうか
私たちにはもう過ぎたことなのだから)」
御使いは答えて言った
「私は神の御前に立つガブリエルです あなたに話をし、この喜びの訪れを伝える
ように遣わされているのです これらのことが起こる日まで、あなたはおしになっ
てものが言えなくなります 私の言葉を信じなかったからです 私の言葉はその時
が来れば実現します」
「彼はいつになったら出てくるのだろう」
「おお、ザカリヤが出て来た 遅かったじゃないか」
「いったい何をしていたのだ」
「何って、香を焚いていたに決まっているだろう」
「香を焚きすぎて火を消すのに手間取ったのだろう、わははは」
「おい、何とか言ったらどうだ?」
ザカリヤは話をする代わりに身振り、手振りを続けるだけだった
「どうした?何があったんだ?」
「どうやら本当に口がきけなくなったらしい」
「中で幻を見たのではないか?」
「まさか!おいっ、そうなのか?幻を見たのか?」
ザカリヤから何とか真相を聞き出そうとした者もいたが、彼の身に起きたことを見
ると忌まわしい様であったし、また彼も進んで答えようとはしなかったので、じき
に表立って聞く者も話をする者もいなくなった
やがて務めの期間が終わったので、彼は自分の家に帰った
84 :
神も仏も名無しさん: