545 :
神も仏も名無しさん:
>>542 スレタイ読めない人、理解できない人の説法は無用。「法華系教団、日蓮は」他スレへ。
題目ではなく法華経を論じている。
>>543 過去ログからコピペしておくね。
法華経はハンセン病を前世の法華誹謗の罪
さて、勧発品の記述を見てみると、梵文では前世からの因縁とは書いてない(岩波文庫 法華経下P335参照)あくまでこの世での話。前世からの因縁としているのは盲目のみ。
さて、妙法華経ではどうなっているかというと「現世に白ライの病を得ん」とあり、あくまでこの世での話とし前世からの因縁とは思っていないようだ。ただ、前に世世無眼とあり、後に當世世とあるから、その勢いで前世からの因縁という 「解釈」 をしているのだろう。
谺雄二氏講演(当事者)
日本では昔から偏見差別の考え方がありました。
それはまず仏教からきておりまして、「業病(ごうびょう)」という言い方です。「業病」、これは
先祖や親たちが何か悪いことをしたと。仏に向かって大変悪いことをしたその報いがこの病
となって現れていると。それを「業病」といっています。それに儒教の思想が加わって「天刑
病」、天罰を下した病です。
真宗(仏教)とハンセン病差別問題について
ハンセン病と業の関係では、先の法華経が有名だが、浄土教の聖典である法事讃にも「人中に生じて、聾盲・疥癩癰疽・貧窮下賤にして」
と業病としてのハンセン病が出てくる。
仲尾俊博師の指摘に、「倫理性の強い因果思想は中国に入って中国の勧善懲悪な儒教倫理に順応して差別を支える」
とあるように、中国に入って為政者の思想である儒教を取り込んだことに問題があるように思える、また日本での佛教は
元々為政者のものであったのでこのような儒教的因果論や業は都合が良かったのかも知れない。
546 :
神も仏も名無しさん:2009/01/12(月) 10:03:56 ID:0w/2QOgG
それとライ病の業は法華経が結びつけたという主張だが、例えば「長阿含経」「中阿含経」「四文律」「根本説一切うぶびなしゃ」「毘尼母経」「宝積経」「栴檀香
身陀羅尼経」などなど、ライ病が出てくる経は他にもあるのだが?
法華経(ほけきょう)
「妙法蓮華経普賢菩薩勧発品第二十八」
『もし、法華経を固く信じる人を見て、その人のあら探しをして世間に言いふらすような人がいたならば、
それが本当のことであろうと誤解に基づくものであろうと、その人はこの世において白癩という病にかかるだろう。
もしもある人が、法華経を信じる人を嘲笑すれば、その人は何度生まれ変わっても、いつも歯の間がすいていて、
唇は醜く、鼻は低く、手脚はよじれ、斜視となり、身体が臭くてきたならしく、悪い出来ものができて血膿を持ち、
腹は膨れ、息切れがして、種々の重い病気を背負い込むことになるだろう。』(宮坂道夫氏訳)
この経文は山本俊一氏が著書「日本らい史」で指摘される通り、そもそもは法華経の受持者を批判することを
厳しく戒めたもので、強調のために「白癩の病を得ん」という表現を用いたに過ぎないのであろう。
また同氏が指摘されている通り「牙歯疎欠…」以降の叙述は古代・中世に出版されたどの医書に比較しても
ひけを取らないとされている。
547 :
神も仏も名無しさん:2009/01/12(月) 10:04:37 ID:ftU9ME/F
法華経は仏に逢わなきゃ今のあなたに適したアドバイスはできないよという立場なんだ。
紀元前何百年に言ったこと書かれたことが今のあなたにもっとも適した指南ではないということ。
マルクスの言ったこともレーニンの言ったことも
憲法第九条も今のあなたに合わないなら無意味。むしろ有害。
仏教も、時や場所など適さない部分に固執すれば有害でしかない。
法華経は、むかしの仏陀ではなく、
「今の私を救う仏陀であってくれ」という願いに溢れる書。
仏陀が最善の導きの師であると信じられる信仰が問われるわけだ。
文字への固執と文字への不信は両極端。仏教の基本は「中」なので
法華経を尊びながらも文字に囚われるなと言われる。
548 :
神も仏も名無しさん:2009/01/12(月) 10:06:45 ID:0w/2QOgG
二 ハンセン病療養所と宗教教団との関わり
>それぞれの宗教団体の宗旨別割合は、仏教系48.6%、キリスト教系31%、新宗教系8.4%であ
>り、一般社会の割合から考えると、キリスト教系の割合が非常に高いことが一つの特徴といえる。
>国策への呼応としては、真宗大谷派光明会、日本MTLなどが積極的におこなった、国民に
>対する、国の絶対隔離政策の正当性が社会に認知され定着していくことを目的とした、「世論喚
>起」の取り組みがある。リーフレットやポスターなどが多く作成され、教団の組織などをも媒
>体としながら、全国的に展開されていった。
549 :
神も仏も名無しさん:2009/01/12(月) 10:07:31 ID:0w/2QOgG
さて、ここいらでライ病患者差別と法華経の関係が薄弱なのを述べてみる
まず関係が深いとするなら、それを証明するべきだ。
法華経にはライ病などの疾患になると書かれている。これは事実だ。で、ライ病患者差別はそれが原因だったのか?
それを証明するためには、法華経が伝わってない地域、例えばヨーロッパなどでライ病患者の差別は無かったのかを考察するべきだ。
当然?ライ病患者への差別はある。まずこの時点で法華経が伝播してなくともライ病などの皮膚疾患は差別の対象になっていると推測される。
聖書ではキリストが皮膚病(ライ病というのは誤訳らしい)を治療しているが。
そして仏教は「業」といのを重視する。釈迦の本生タンを例に挙げるまでもなく、「原因があって結果がある」という思想。
これは法華経だけに限らず、日本に広まっている仏教全般に見受けられる。それを元に、病気になるのは、それ相応の原因(悪業)があるのだという思想につながる。
精神疾患などは法華経には触れられていないが、差別は存在する。やはり前世の因縁云々と言われたのはこの思想があったからだ。たとえ法華経がライ病について書かなかったとしても、ライ病患者への差別は存在しただろう。
身近なところでは「悪いことをしたら、悪い目に必ずあう」などの戒めは
この辺にしておく。まだ沢山ある。