>>161 <功過格とは>
道教は、倫理の実践目標として「長生き」をかかげ、
「長生き」をするためには、善を積むことにつとめるようにしました。
そのため毎日、良いもの(功格)と、悪いもの(過律)を記入し、
1ヶ月で小計を、1年で総計を集計しました。
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良いもの(功格)
47. 一生のあいだ二色に接しない (+1000)
5. 兄弟にすすめてよいことをさせる (+100)
12. 友だちの危難を救う (+100)
37. お経を出版して世にひろめる (+100)
46. 一人の下女のみさおを全うさせる (+100)
1. 親の名をあげる (+50)
24. 他人の家庭のなかの争いをやめさせる (+50)
33. 他人の無実をはらしてやる (+50)
14. 墮胎(だたい)をやめさせる (+20)
21. 一年のあいだ動物を殺さない (+20)
23. 一冊の邪書を焼き捨てる (+10)
42. 升(ます)や秤(はかり)が公平である (+10)
20. 一年のあいだ牛や犬の肉を食べない (+5)
45. きれいな女の人を見てもウインクしない (+5)
22. 他人にすすめて一つの悪事をやさせる (+1)
36. 字の書いてある紙がよごれたところに落ちていたとき、拾って焼く (+1)
44. 一昼夜のあいだ、みだらな心をおこさない (+1)
11. 先輩を尊び、かしこい友だちと仲良くする (1日で+1)
28. 誰も見ていないところでも悪いことをしない (1日で+1)
32. ことばをつつしむ (1日で+1)